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!!!はじめてのコウイン教室・前編
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朝食後、ボクと美代ちゃんは、校舎の中をふたりで散歩した。
参加予定のコウイン教室には、まだ余裕があったし。
こんな朝早くに学校へ来ることはないから、物珍しさもあったんだ。
同じ考えの子は何人かいるみたいで、いくつか仲のいいカップルとすれ違ったりした。
ボクと美代ちゃんは、そんな子たちとすれ違うたびに、顔を見合わせて、クスッてしちゃった。
なんだか、自分たちを見ている気がしたんだ。
校舎の中は、どこもかしこも朝の光に煌めいていて、特別なにがあるわけでもないのに新鮮な光景だった。
知らないクラスの教室を覗いたり、窓から校庭を見たり、プールで翼を休ませてる鳥を見たり。
雀を捕まえ損なった猫を発見して、ふたりで笑ったり。
そうやって、片時も手を離さず、ボクと美代ちゃんは時間を過ごした。
離れていたのは、朝食のちょっとだけの時間だったのに、繋ぐ手がないと、なんだか侘しいものなんだね。
しばらくしたら予鈴の鐘がなって、ボクと美代ちゃんは、小田先生の教室へ向かった。
うん。そ、そうだよ?
えっちはしなかったよ?
……キスは、した…チュッて…かるいヤツ…何回か…おでこにも…。
教室の中にはすでに、けっこうな数の男子と女子がいた。
当然のことながら、みんなペア。
昨日一日でみんな、お気に入りの相手がみつかったみたいだね。
その中には、清太くんの姿もあった。
ペア相手はたしか…エロ本鑑賞会を呆れてた、ポニーテールの女の子だ。
清太くんと付き合ってるのかな…?
早川さんもいた。
ボクの知らない男子と一緒だった。
早川さんよりちょっと背が高くて、当然のことながら、ボクとはダンチ。
顔はよく見えなかったけど…なんか、いい印象じゃないね。
そういえば、立花先生がいってたっけ。
“仲良くなりたかったら、自分からしてあげたらいいんだ”
早川さんがそういってたって。
ボクも早川さんとえっちして、気持ちよくしてあげたら、仲直りできるのかな…?
でも早川さん相手じゃ、ボクの方がイカされっぱなしだよね。きっと…。
はぁ…。なんだか溜め息でちゃうよ…。
小田先生がやってくると、ボクらはペア同士で席に座らされた。
机の下を見なければ、体操着を着たフツーの授業風景みたい。
もっとも、小田先生は全裸だったけどね。
オトナの裸っていうのもあるけど、一糸まとわぬ先生が教壇に立つのって、なんだかムラムラしちゃう…。
「鈴代くん、鼻の下が伸びてるよ?」
隣の美代ちゃんがクスッとして、ボクは両手で鼻を隠した。
「そ、そんなコトないよ?」
「うふふ。小田先生、えっちなカラダだもんね〜♪」
もう〜。美代ちゃん、意外とイジワルなんだから〜。
それはそうと。小田先生のコウイン教室って、なにをするんだろうね?
その疑問には、小田先生がまっさきに答えてくれた。
「コウインって聞いて、銀行員と間違えた人、いないわよね?」
「いるわけないじゃ〜ん」
清太くん…ココにひとりいるよ…。
小田先生が黒板にチョークを走らせる。
「コウインは口淫と書いて、口でえっちをすることよ」
え? 口でえっちって…。
「美代ちゃん、知ってたの?」
ボクはヒソヒソ、聞いてみた。
「うん。知ってたよ?
もともと誘ったの、あたしだもん」
そういえば、そんなような気がしなくもないよね…。
でも、“フェラはまだ恥ずかしいから”って、いってなかったっけ…。
大丈夫かな…美代ちゃん、恥ずかしがり屋なのに…。
// ボクは心配そうな顔をしていたんだろうね。
「鈴代くんがはじめての人。
ヘタでも許してね?」
にっこりする美代ちゃんに、ボクは顔が熱くなっちゃった。
だって、はじめての人って…、ドキドキ、胸が高鳴っちゃうよね?
「こら、鈴代!
彼女がかわいいからって、余所見しないっ!」
小田先生にいわれて、ボクと美代ちゃんは俯いちゃった…。
もう小田先生ったら…そのヤラしい目はやめてくださいよぅ……。
「さてと。もうみんな、シちゃってるかもしれないけど。
シてない子もいるだろうから、ちょっとだけ説明するわね」
そう小田先生は切り出すと、黒板におちんぽとおまんこの絵を描いた。
「もうみんな、見たことあるわよね?
これがおちんぽとおまんこ。
男の子の感じるところは、ココとか、ココとか…。
あと、ココの裏筋っていうところなんかもそうね。
女の子は、ココらヘン、ココらヘン…。
ココのクリトリスっていうところは、すごく感じるところね」
「は〜い」
って、みんなが返事をした。
ボクは先生の話しを聞いてて、また顔が赤くなって俯いちゃったよ。
美代ちゃんもそうかと思ったら、利発そうなおでに眉根を寄せて、真剣に聞き入ってた。
フツーの授業でも、見せない顔だよ。
「でも、感じるところだからって、そこだけじゃダメ。
そういうところはビンカンだから、イタかったりするしね。
クリトリスなんかがそう。
だから、いきなりそういうところにはシないで、他のところから馴らすように、ゆっくり気持ちよくさせてあげる…。
って、こんなこと、本で読んだ子もいるわよね?
でもね…」
先生はみんなを見渡すと。
「こ〜んな知識、てぇ〜んで役に立たないっ!」
なんて、黒板にチョークを投げつちゃった。
ボクらは目をパチクリ。
「えっちはヤってみること、シてみることが一番っ!
わからなかったら、相手に聞いてみなさい。
答えてくれなかったら、顔を見るの。
気持ちよくシてあげたいって気持ちは、必ず伝わるから。
どこかでちゃんと、応えてくれるわよ?」
「は〜い」
みんなが手をあげると、小田先生はニッコリした。
わ。なんか小田先生が、ちゃんとした先生に見えるよ…。
「それじゃ、模範演技から見せましょうか」
そういうと先生は、教室の入り口に向かって声をかけた。
「ほら、実験材料第一号。
こっちに来なさい!」
呼ばれてモジモジ入ってきたのは、全裸のブータだった。
ボクと美代ちゃんは、顔を見合わせちゃった。
ブータは教壇にあがっても、いづらそうにモジモジしていた。
教室の雰囲気に呑まれちゃってるのかな…?
食堂勝負より人数は少ないけど、これだけの人数が席に座って注目してるんだもんね。
「ほら、シャンとしろっ! 文太っ!
オトコの子でしょっ?!」
小田先生はブータのお尻をペチンっと叩いた。
「イテッ!」
「先生〜っ! 早漏ブータじゃ、実験になりませ〜ん」
清太くんがヤジを飛ばすと、教室中が笑いに包まれた。
ブータはブルドッグ顔を真っ赤にして、ただ清太くんを睨んでた。
怒ってるんだろうけど、昨日の今日だからね。
なにか言い返しても、倍返しのブーメランになりそう。
「ちょっとかわいそうだね…」
苦笑いで美代ちゃんに囁くと、美代ちゃんも同意見らしく、困った笑いを浮かべてた。
「こらっ! 早いの、遅いのいわないっ!
早ければ数で勝負、遅ければ濃さで勝負。
若いんだから、短所も長所よ? わかった?」
「は〜い!」
みんなが手をあげると、小田先生はブータを、教卓の上に腰掛けさせた。
ブータはボクらに向かって軽く股を開き、小田先生はその前にしゃがみこんだ。
ちょうど先生の頭が、ブータの股間に合う感じ。
お陰で教卓の上のブータは、みんなから観察しやすくて、まったくの晒者状態…。
あれはちょっと恥ずかしそうだね。
朝のハーレム事件を思い出すと、ちょっと面はゆい…。
「よくみたい子は、前にきてもいいわよ」
綺麗な背中越しに小田先生がいうと、みんな躊躇いもなく席を立って、教卓の周りに集まった。
みんな、ヤジウマな興味でいっぱいなんだね。
ちなみに美代ちゃんは、ボクが立ち上がると同時に、姿はもうカブリつきの一等席だった。
美代ちゃん、すごく勉強熱心だよ…。
なんか、ボクは困ったみたいな笑顔になっちゃった。
そんなこんなで。ボクは人垣の外側から、様子を見ることになった。
大小の背中越しに、背を延ばして様子を伺うと、もうすでに始まっているようだった。
「う。せんせい…もうダメ……」
ブータのおちんぽを握りながら、小田先生は呆れ顔になった。
「アンタは辛抱なさすぎよ。
ちょっと摩って、おちんぽの皮、剥いただけじゃない」
くすくす笑いが聞こえるけど、ヤジは飛ばない。
みんな早く、先に進んでほしいんだね。
そういう意味で早漏ブータは、いい実験材料なのかも。
小田先生は、ゆっくりおちんぽを摩りながら、口をなにやらモゴモゴさせてるみたいだった。
「唾を溜めてるんだね…」
なんて、女子の囁きが聞こえた。
なるほど、そのとおりみたいで、口から延びた先生の舌は、窓からの光を弱く反射していた。
そのよく濡れた舌先は、おちんぽの裏筋を、レロッて感じで舐めあげた。
するとブータの口から、なんともつかない、間の抜けた声が飛び出した。
でも、気持ちいいことはよくわかる。
ボクも含めて男子の喉が、一斉にゴクンと鳴った。
先生はそのまま棒を何回か舐めあげ、やがて腫れあがったキノコの傘を舐めだした。
…ぴちゃ…ぺちゃ…ぴちゃ…。
小田先生の長い舌が、大胆な音を立てる。
ネットリ、おちんぽに絡みつくみたいに、周りの温度が一度は上がるような熱い舐め方…。
「先生の舌すごい…」
女子のひとりが、まるで上の空みたいな呟きを漏らした。
なんか、みんな圧倒されちゃってるね。
うん。もちろん、ボクもそうだけど…。
「どう…? 気持ちいい…?」
先生がブータに、囁きかけた。
「う、ウンッ!!」
「返事は、ハイ!」
「ハイっ!」
「よろしい」
先生はにっこり微笑んだ。
そして周りの女子それぞれに、顔を振り向け話しかけた。
「いい? ぜったい、歯は立てちゃダメよ?
歯があたらないように、注意してね?」
固唾を呑むって感じで、女子が頷いた。
先生はペロッ、ペロッと、おちんぽの先っぽを舐めると、それを呑み込むように口の中に入れた。
ブータがなんか声を漏らしたけど、もう誰も気にしてない。
先生の頭が前後すると同時に、はしたない音が大きく聞こえはじめた。
…ぶじゅ…じゅぶっちゅ……。
先生の頬が窄まって、すごく吸いついてるのがわかる…。
ブータの目はもう、なんか焦点が定まらない感じで、天井を仰いでた。
「…んふっ……ふぅん…んん……」
先生の頭は、息苦しさも気にせず動きつづけ、ほんのり頬が染まってきた。
やがて動きが早くなったと思った途端、なんか、切羽詰まったみたいな動物の声が聞こえた…。
「ングッ!」
と、先生が呻くみたいな声を漏らした。
一瞬、何事かとあっけにとられたけど、すぐに理由に思い当たった。
ブータ、出しちゃったんだね…。
ゴクンと、華奢な喉が精液を飲み込み。
小田先生は何事もなかったかのように、スッと立ち上がった。
「こらっ! 出すなら出すっていえっ!」
先生はいきなり、ブータの頭をペチンと叩いた。
アハハ…ブータ、カワイソ…。
ボクは正直、同情しちゃった。
「みんな笑い事じゃないわよ?
クジラのシャックリでも、いきなり出されたら、窒息するくらい苦しいんだからぁ…」
「は〜い」
と、みんなが手をあげ、よい返事を返した。
でも、クジラのシャックリって……ブータもひどくいわれたもんだね…。
ボクはもう、苦笑いしかでないや。
「ホラ、忘れもの」
そう先生がいうと、惚けたみたいなブータは、ようやっと言葉を絞り出した。
「あ、ありがとう、せんせい…」
「よろしい」
// 先生はにっこり微笑んだ。
忘れ物って、お礼のことか。
そういえば小田先生、厳しくいってたもんね。
「はい。模範演技はココまで」
ぱんっと、小田先生の手のひらが鳴った。
*[[◆はじめてのコウイン教室・中編|萌え小説 19.3]]へつづく…
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