はじめての計画・1
朝食の食堂では、昨日の話題で持ちきりだった。
互いの初体験や、気持ちヨカった体験、男子のおちんぽ比べ。
普段は話しにくい、えっちな話題…。
「…くんのおちんぽ、気持ちイイよ?」
「…ちゃんははじめてだもんね。…くんの大きすぎるかも!」
「う〜…まだなんか挟まってるかんじぃ〜」
「二組の…くんのは?」
「まぁまぁかな?
お漏らししたみたいになっちゃったけど!」
「…代くんのおちんぽ、すごかったね」
「ホント、びっくり!
ウワサどおりのオトナ・サイズ!!」
「でも、おまんこ、イタそうだよね?」
「ん〜。苦しかったけど…ウフフ!」
「え? シちゃったの? うそ! マジ?! どんな感じ?」
まるで雛鳥の囀りようだ。
そんなかしましい話を、好美も良子もダンボ耳で聞いていた。
「ねぇ、こよしちゃん?」
クロワッサンをモグモグと、良子が好美に話しかける。
「おちんぽ、どう思う…?」
「どうって…」
好美は返事に困り、皿の上のソーセージを転がす。
「よしちゃんは…? どう…?」
上目遣いを向けると、良子も好美のメガネの瞳を見ていた。
互いに互いを見つめ、そして同じタイミングでクスリとした。
どうやら、思ってることは同じらしい。
ウィンナー、気持ちよかった。
最初はドキドキして心配だったけれど、挿れてみるとすぐにおまんこがムズムズ…。
動かしていると夢見心地になった。
おちんぽも案外、そうなのかも。
「でも…」
そばかす顔の良子が、好美の気持ちを代弁するみたいに口を開いた。
「挿れるのは、まだちょっとコワイかな!」
コクリ。
「でもウィンナー、気持ちヨカったもんね」
コクコク。
「それでね、あたし思ったの。
おちんぽ審査をしてみようよ!」
おちんぽ…しんさ…?
好美は目をパチクリとした。
「ホンモノのおちんぽをね、目の前で確かめるの。
それでもムリそうなら、挿れなければいいじゃない?」
好美はすぐに賛同の声をあげた。
「わたしも同じ考え!」
ニッコリ、ふたつのひまわりが微笑を交わし合う。
良子とはホントに気が合う。
以心伝心。ホントに双子みたいだ。
「ねぇ、誰かアテはない?
おちんぽがちっこい男の子」
それも好美が聞きたかったところだ。
「難しいね…」
好美はフォークを銜えて、皿のソーセージに目を落とした。
"ひ弱そうだから小さい" ということでもないのは、朝、ウワサの四年生のを見たからわかる。
そのビッグサイズぶりに、良子とふたりであんぐりしてしまった。
ではその逆はどうなのか…?
それも疑問だ。
発育がよければ、オトナに近い。なら、大きいのは当然。
「う゛ぇ〜…。
ゆり先生の特製ジュース、ヘンな味ぃ〜!」
良子が口にしたジュースに舌を出した。
その大げさなリアクションを見て、好美はニッコリ。
「ねぇ、よしちゃん?
ゆり先生に聞いてみようよ」
好美の提案を聞いて、良子の頭に電球がついた。
「そっか!
先生なら、全員の大きさ知ってそうだもんね!!」
賛同を得た好美は、上機嫌でジュースに手を伸ばした。
そして、良子のリアクションが大げさでなかったことを思い知った…。
ともかくも。
こうしてふたりの、“はじめての計画”がはじまったのである。
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