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萌え小説 08の変更点

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!!!はじめての告白

 ボクは体育館の壁にもたれ、見るともなしに、体育館の様子を眺めていた。
//
 足元には、ティッシュ箱。
 また“垂れてる”女の子がいたら、見つけて拭いてあげるんだ。
 いい作戦だよね?
 うん。そうだね。今のところ、発見率・成功率、ゼロ…。
 そう、うまくいくもんじゃないね。
//--
 体育館の中は、えっちしている子たちもいたけど、してない子たちの方が多くなってた。
 なんか、フツーの休み時間みたい。
 男子同士、女子同士、仲のいいもの同士で話したり、フザけあったりしてる。
 ふと、体操着のシャツを腰につけた男子に目がとまった。
「化粧まわし〜」
「ばっかねぇっ!」
 女の子相手にフザけてるのを見て、ボクは思わず、クスっとしちゃった。
 ボクとおんなじこと、考えてるんだもん。
 うん。そうだね。
 あんなふうにすれば、みんなと打ち解けられるんだろうね。
 フザけてる男の子はたしか、清太くん、だっけ?
 ブータと同じガキ大将タイプかな。
 苦手なタイプだけど、一緒に遊べたら、楽しいだろうなぁ…。
 そんなふうに立ってたら、佐藤さんがボクの隣にやってきた。
「すこし、疲れちゃったね」
 佐藤さんは、ボクの片思いの女の子。
 今日はすれ違いばっかりだったから、やっと話せる機会がきた。
 でも、なにを話せばいいんだろ…。
 ボクはドキドキして、自分の鼓動が聞こえてくるみたいだった。
 そうだ。佐藤さん、“垂れて”ないかな?
 ボクは横目に、佐藤さんの様子を探ってみた。
 佐藤さんは体操着のシャツだけを着ていて、下はなにも履いてない…。
 だけど、シャツの裾が股間を隠してて、股間の様子はわからなかった。
//	 白い裾からは、にょっきり、素足の太股が伸びてた…。
 わからないけど…白い裾から、にょっきり伸びた、素足の太股…かわいいなぁ…。
 ボクは佐藤さんの視線を感じた気がして、慌てて目を正面へ戻した。
 そして、なんだかわかんないなことを口走ってた。
「も、もっと、えっちばっかりしてるのかと思ってた」
 佐藤さんはボクの言葉に、鈴が笑うみたいな笑顔を作った。
「あはは。そんなことしたら、疲れて死んじゃうよ?」
「そ、そうだね」
 えっちするのって、とってもエネルギーがいるよね。
 気持ちいいけど、終わったあとは、すごく虚脱感があるもん。
 そういえば、今日は何人の子とえっちしたんだろ…。
//	 心の中で、指を折ってみる。
「鈴代くんは、はじめて?」
「う、うんっ! 朝まではっ!」
 なんだよ、もう…“朝までは”って…。
「びっくりした?」
「う、うんっ! き、気持ちヨクって、頭が真っ白っ!」
 も、もう…なに口走ってるんだよ、ボクぅ…。
 それに頷いてばかり。
 こっちからも、なにか聞いてみなくちゃ。
「さ、佐藤さんは? はじめて?」
 あう…。女の子に聞くようなコトじゃないよ…もう…。
「ううん。二回目。去年以来かな」
 佐藤さんは機嫌を損ねるでもなく答えてくれた。
 あう…。なんでこうなんだろ…。
 少しは女の子に馴れたつもりだったのに…。
 佐藤さんが相手だと、どうしてもアガッちゃう…。
「鈴代くんがきてるなんて、びっくり。
 マジメそうで、興味なさそうだもん」
 ボクにとっては、佐藤さんの方が意外だよ。
 清純なお嬢様、って感じだから。えっちなことなんか、しそうにないもの。
「さ、佐藤さんも、参加してたんだね」
「だってあたし、学級委員だもん」
 あ。そういえばそうだった。
 学級委員だから、しかたなく参加したのかな?
「でも、えっちはキライじゃないよ?」
「そ、そうなんだ」
 春子お姉さんに続いて、ちょっとショック。
「うん。男子なんか、やさしくなるし」
「やっぱり、みんなそうなんだね」
 なんか、下心ミエミエ…。
 佐藤さんが見つける前に、足元のティッシュ箱をどうにかしたい…。
//	 でもボクも同類だよね…。
//	 足元のティッシュ箱を、どうにかしたい…。
//	 ボクは足元のティッシュ箱を、こっそり足の後ろに隠した。
「うん。体験教室のあとは、みんなね。
 やさしくおとなしくなって、親切って感じ?」
 あれ? 佐藤さんのいった意味、ボクの受け取りとはちがうみたいだよ?
「文太とかね、ひどかったんだよ?
 イヤガラセばっかり!」
 文太はブータ。
 ブルドッグ顔で、――ホラ、いつもボクにちょっかい出してくるヤツ。
「スカートめくりしたり、体育のとき、ジャージをいきなり下ろしたり」
 あ。ジャージはボクもやられた。
 パンツまで脱げちゃって、クラスのみんなに嘲笑れたんだ。
 う〜…。イヤな思い出…。
「それが去年の体験教室のあと、すっかりおとなしくなったの。
 隣のクラスからちょっかいだされると、止めてくれたりね」
「ふ〜ん…」
//	 そういえば、ブータが女の子をイジメてるトコはみたことないな。
 そういえば、そんなような気もするね。
 ボクにはあいかわらずだけど。
「おもしろいよね?」
「そうだね」
「……」
 ボクが頷くと、そこでフツと会話が途切れた。
 あう…。なんでいつもこうなんだろ…。
 せっかく、ゆっくり話す機会ができたのに…。
 気の利いたことが、なんにも思い浮かばない…。
「……」
//	 うん。そうかもね…。やっぱりボクには高嶺の花なんだよ…。
 うん。そうかもね…。やっぱりボクでは釣り合わないんだよ…。
 仕方なしにボクは、会話が途切れたまま、佐藤さんと並んで体育館を見ていた。
「鈴代くん、鞘子ちゃんとシたんだよね…?」
 佐藤さんがオズオズといった感じで聞いてきた。
//	「う、うん」
「う、うん。早川さんがはじめて…」
 なぜだか、早川さんの人懐っこい笑顔を急に思い出した。
「鞘子ちゃん、気持ちよかったでしょ?」
「佐藤さんも、早川さんとしたことあるの?」
 佐藤さんは、かわいい目をまん丸くして、吹き出した。
「するわけないじゃない〜。
 女の子同士だよ〜〜」
「そ、そうだよね。アハハ」
 笑われて気恥ずかしい。でもボクは、かわいい笑顔を見れて、ちょっとうれしい。
「ウマいんだって、男子がいうから。
 鞘子ちゃん、学校で一番だって」
「うん、気持ちよかった…すごく…」
 ホントは、佐藤さんとシたかったんだけど…。
 そう思うと。
 なんか、早川さんに対してチクリとした感じ。へんなの。
「ボ、ボク、おまんこの中って、あんなに気持ちいいと思わなかった」
「ふーん…」
 と。そこでまた会話が途切れた。
//	 う〜…。やっぱり、正直にいいずきたかなぁ…。
 う〜…。やっぱり、佐藤さんに、早川さんとのえっちの話しなんて、よくなかったかなぁ…。
 でも、聞いてきたの、佐藤さんだし…。
「鈴代くんと…シたかったなぁ…」
「え…」
 ポツリ、呟いた佐藤さんは、ちょっとスネたみたいな感じだった。
 とんがらせた唇がかわいくて、ボクはキュンって…。
「ヤ、ヤダ、もうっ! 鈴代くんってばっ!」
 佐藤さんは急に、真っ赤になって顔を隠した。
 指間の視線をたどると、おっきくなって、ビンッと勃ったボクの股間…。
「アッ、ワッ!」
 慌ててボクは、シャツの裾で股間を隠した。
 自分の耳が真っ赤になったのがわかる。
 佐藤さんも同じ。
 小さな手からはみ出した、ふっくらの頬は赤くて、耳も真っ赤。
 ハの字の眉はただ困ってて、照れてるみたいにも見えて、かわいかった。
 佐藤さん、“ボクとシたかったって”、いってたよね…。
 もしかして、自分の言葉への照れ隠しだったのかな…?
 なんか、急に込み上げるものがあって、なんか今しか、自分の気持ちを告白するチャンスは、ないような気がしてきた。
 ゆり先生も積極的になれっていってじゃないっ!
 うん。そうだよ。
 “好き”って伝えるのは、今しかないよっ!
「ボ、ボク、さ、佐藤さんが、す、す、」
 “好き”って、ただそれだけの言葉がなかなかでない。
「す、す、す、」
 って、言葉のもつれる自分に、ボクは心の中でエールを贈った。
 がんばれ、ボクっ!
 佐藤さんも、期待して待っててくれてるよっ!
「す、す、ス、スルっ?!」
 …………。
「…………」
 佐藤さん、マジマジとボクを見つめて。
 迷うように、床に視線を落としちゃった…。
 あぅ…なんでいつもこうなんだろ…。
 “好き”、っていおうとしたのに…“スル?!”って…。
 えっちしたいだけって、ゲンメツされちゃったんだ……。
 ガックシ…。
 肩からホントに力が抜けて、これまでの人生でも、はじめてみたいな重いため息がでた。
 と。
 あたたかい感触が、股間を隠す、ボクの手にふれた。
 佐藤さんの手だ…。
 その手はボクの手を撫でたどり、ボクの棒を戸惑うみたいに撫で始めた。
 あったかい指で、柔らかく包んで、ゆっくり、モジモジ、摩ってくれる。
 佐藤さんの手が、摩ってる…。
「す、鈴代くんも…」
 佐藤さんは赤い頬の横顔を向けて、自分のシャツの裾を捲くり上げていた。
 ぽっこりしたお腹と、なにもつけていない裸の下半身…。
「う、うん…」
 ボクはオズオズ、戸惑うように、曝け出された股間にふれた。
 そしてそのまま、ツルンとした丘を撫で、割れ目を指でなぞりはじめる。
 赤い頬の上から、佐藤さんがチラッと視線を投げてきて、ボクはついそっぽを向いちゃった。
 お互い意識しすぎちゃってるみたいで、そのまま、顔を背けあって、お互いの股間を撫であった。
 なんか恥ずかしくて、佐藤さんの顔をみれない。
 それでも気になるから、チラチラと視線だけ向けて、佐藤さんの様子を伺う。
 佐藤さん、耳たぶがすごく真っ赤…。
 どんなに熱くなってるのかな…。
 唇で確かめてみたいなぁ…。
//
 桜色の小さな唇、リップでもつけてるのかな…。
 すごく、かわいい色…。
 キ、キス、してみたいなぁ…。
//--
 そして佐藤さんとボクの視線が出会い、ぷいっとお互いまた外してしまう…。
 伺って…、視線を外して…何度か繰り返し…。
 少しずつ、近づいて…、やがて磁石が惹かれるみたいに、ボクと佐藤さんは唇を重ねた。
 佐藤さんの唇は、柔らかくて、すごく熱かった。
 唇を離すと、その熱さが恋しくて、…それはきっと、佐藤さんも同じ。
 どちらが先ともなく、すぐに唇を重ねちゃう。
「ちゅっ、ちゅっ…」
「はぁ……はぁ…」
 佐藤さんの唇も、ボクの唇も、同じ音と吐息を漏らす。
 ふたりともすごく興奮してるんだ。
 ただ無言で吐息だけを漏らして、性器を撫であって、キスを繰り返して…。
「ンっ…」
 ボクの指がヌルッとおまんこの穴に滑り込み、佐藤さんが呻いた。
「い、いたかった?!」
「ううん…ぁ…ハァ…」
 ボクはすぐに指を離そうとして、佐藤さんの心地よさそうな吐息がそれを止めた。
「き、気持ち、いいの…?」
「…うん……気持ちいいよ…」
 はにかんだ頬がかわいくて、ボクはおまんこの指を、ゆっくり、浅く出し入れさせた。
「…はぁ…はぁぁ……」
 かるく目を瞑って、佐藤さんが心地よさげな吐息を漏らす。
 ボクはだんだんに、深く指をおまんこに入れ、中を撫でるように掻き出す。
 深さを変えたり、掻きだす加減を変えたり…。
//	 なんか、指がおちんぽになったみたい…。
 ボクの棒を摩る佐藤さんの手も、それに合わせて変化する。
 強く握ったり、かるくねじるように摩ったり…。
 微妙な力加減がとても気持ちいい…。
 そうしていたら、なんか、聞こえてきたんだ。
 くちゅ……くちゅ……。
「なんか、音がしてるよ…」
「キ、キスの音よ…」
「え? 佐藤さんのおまんこのトコから…」
 いいかけたところで、ボクの口が塞がれた。
 佐藤さんの唇が激しく吸いつき、舌が口の中に入り込む…。
 ボクはとてもびっくりしたよ。
 だって、こんなキスは知らないし、はじめてだもん。
 他人の唾が入りこんで汚いって、よぎったけど…気持ちよくて、興奮しちゃって…。
 ボクの口と舌も、同じように返しちゃってた。
 ボクの唾と佐藤さんの唾が混じり合って、ふたりの唇が音を立てた。
 ちゅぴっ…チュッ…ちゅぴっ…。
「ほら…ね? キスの音でしょ?」
「うん…もっと、大きな音たてよう…?」
 チュ、くちゅ…ちゅぷ…ハァ…チュ…ハァ…ハァ…。
 吐息と唇の音を混じらせて、舌と舌を絡めて、唇から零れる唾液を吸いあって…。
 互いの性器を撫であって、吐息を荒くして、互いの吐息に興奮して…それをずっと繰り返して…。
「ンっ…んん…」
 佐藤さんが唇を離し、フルフル、体を震わせた。
 なにが起きたんだろ…。
 ボクはポカンとしちゃった。
「えへっ…。イッちゃた…」
 ポカンとしたボクに、佐藤さんは、イタズラがみつかったみたいにいった。
 佐藤さんの股間を見たら、ボクの手は、佐藤さんのおまんこ汁でべちゃべちゃ…。
「女の子って、イクとこうなるんだ…」
 佐藤さんの足元に、かわいらしい水たまりができてた。
「お漏らししたみたいだね」
「す、鈴代くんの…ばかぁ…」
 真っ赤に染め上げた顔で、恨めしそうな上目遣い。
 こんな顔もかわいいなぁ…なんて、クスッとしたら…。
 ククって、細い指がボクの棒を絞りあげてきた。
 おちんぽは爆発寸前まで大きくなってたから、ボクは急激に射精感が高まってきた。
「あっ! さ、佐藤さん、…でちゃ…」
 堪らず、発した言葉は尻すぼみ…。
 ドドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!
 おちんぽが噴火したみたいに、精液を宙に放ち、それは佐藤さんのお腹に命中した。
 佐藤さんもびっくりしたみたい。
 あっけにとられて、自分のお腹を汚す白い精液を見て、ボクの顔を見て…。
 くすっと笑顔を浮かべた。
「いっぱいでたね。うふっ。あったかい…」
 佐藤さんのかわいらしい指が、白い精液に穢れ、戯れる。
 その指はお腹から精液を掬うと、品のよい鼻に近づけられた。
//	 その指は汚れたまま、品のよい鼻に近づけられた。
 精液のキツイ匂いに、上品な鼻はヒクッとしり込みした。
 ぺろっ。
 桜色の唇から舌がのぞいて、指の精液を舐めた。
 そして、愛らしい唇が指を銜えこむ。
 ちゅぴっ。
 音を立てて、幼げな桜色の唇が、汚れた指をシャブる…。
 ボクは佐藤さんのひとつひとつの動作に、すごくドキドキしていた。
 なんか、無邪気な天使が、妖艶な小悪魔に一変した感じ…。
//	 うん。そうだね。
//	 だから女の子には、いつも目を奪われちゃうんだね。
「精液、舐めたのはじめてっ!」
 佐藤さんはボクに、無邪気な笑顔をニコッと向けた。
 いまさっきとまた一変して、すごく無邪気な笑顔。
「お、おいしかった…?」
「ん〜。
 カルピスみたい…かな…。口当たりは」
「カルピス…」
 そういわれても、ボクは絶対舐めたくないけどね…。
「甘くないけど。
 カルピスの原液、そのままって感じ…?」
 佐藤さんの愛らしい指先が、桜色の唇をあどけなく弄ぶ。
//	 思い出そうとしてるみたいだし、
 なんか、おかわりをネダってるみたい…。
「うん。鈴代くん味のカルピスねっ!」
 佐藤さんはまた、ニコッと笑った。
 無邪気になったり、妖艶になったり…。
 うん。そうだね。
 だから女の子には、いつも目を奪われちゃうんだね。

*[[はじめてのギュンッ?!|萌え小説 09]]へつづく…

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