はじめての計画・3
「えっちしよう…ね!」
章一という男の子は、いきなりのことに面食らっていた。
良子が腕を組み、言葉遊びの解を探す。
「章ちゃん、でいい?」
好美がそういうと、章一は我を取り戻したようだ。
「う、うん。いいよ」
ぶっきら棒にいいながら、章一はチラチラと目を泳がせた。
章一もまた、クラスの男子と同じ…。
好美は少し沈んだが、それもホンの一瞬のことだった。
章一の目は、好美と良子の下半身の間をいったりきたり…。
そして自分のシャツをひっぱって、モジモジ、股間を隠そうとしていたのだ。
「どうかした?」
「な、なんでもねぇよ…」
章一は顔を赤らめ、そっぽを向いた。
(もしかして、恥ずかしいのかな…?)
男の子も、エッチな自分が恥ずかしいのだ。
そう理解すると、好美は頬を染めた章一に、胸がトクンとなった。
「章ちゃん、おまんこ見たいの?」
好美にそう聞かれ、章一は耳まで真っ赤になった。
章一は男子グループに向かって、Vサインを出した。
莫迦にされていたこともあってか、「どうだ」といわんばかり。
上級生のふたりに誘われ、得意気な様子だった。
男子たちは呆気にとられつつ、半ばうらやましそうであった。
好美たち三人は、良子の教室に立ち寄ると、そのままヒミツの場所へと向かった。
「こよしちゃん、意外にイジわるなんだね」
道中、からかい半分に良子が囁くと、好美はにこやかに微笑を浮かべた。
「だってあの子、すぐに真っ赤になっちゃうから。
おもしろくて!」
好美は自分でも、少しびっくりであった。
えっちするのがフツーの体験教室。
そのせいだろうか?
普段は恥ずかしくていえない、えっちな言葉が自然と出せる。
なにより“いづらそうな目”を、理解できたのが大きかった。
その視線は好美への否定ではなく、むしろ好意的な興味と肯定。
自分の存在を肯定できて、とても心を浮つかせる。
思わず鼻唄までしてしまいそうだ。
そんな好美を横に、良子は後ろをついて来る章一を伺った。
章一は両手で股間を隠し、少し離れて俯きかげんで歩いていた。
(照れてるのかな?)
そう思いもしたが、すぐに俯いている理由がわかった。
章一の視線は、良子と好美のお尻の間を彷徨っていた。
シャツの裾に半分隠れた、まん丸のお尻。
さりげなく、見るともなくを装う…つもりなのだろうが、バレバレ。
頬を桃色に染め、鼻の下が延びきっている…。
たしかに、好美のいうとおりだ。
良子は、からかいたくなる、好美の気持ちがよくわかった。
「章ちゃん、お尻ばっかり見てると、ころんじゃうぞ?」
章一はハッと顔をあげると、すぐにそっぽを向いた。
「み、み、見てねぇよっ! ――わっ!」
ムキになってツンのめる章一に、良子も好美も吹き出しそうになった。
ホントにおもしろい。
おもしろいし、貧乳そばかす顔の自分が、実は人気アイドルみたいに魅力的なんじゃないかと思えてしまう。
「な、なに、笑ってンだよ!」
章一の憎まれ口も、誉め言葉に聞こえてくるから不思議だ。
「章ちゃん、手を繋ごうよ!」
「え?! い、いいよぉ…」
「うふふ。いいじゃない」
嫌がる章一の手を取り、良子と好美は仲良く、ふたりの間に入らせる。
繋いだ手は温かく、少し小さい。
俯き加減の頬は、子供扱いをスネているようだが、まんざらでもなさそうだ。
(なんだか、宇宙人を捕まえたみたい)
宇宙人の捕獲写真を思い出し、好美はクスリとした。
「な、名前…まだ聞いてない…」
章一が消え入るように呟き、ふたりはまだ教えてなかったことを思い出した。
「あたしは、
“なかよし”の“よし”ね!」
「わたしは、
“こよし”よ、章ちゃん」
それぞれ名前と呼び名を教えてあげると、章一はそれを覚えるかのように、ふたりの顔を交互に見る。
そしてニッコリ、照れ笑いを浮かべた。
「よし姉ちゃんと、こよし姉ちゃん、だね!」
「うん!」
ふたりの上級生は頷き、トクンと鳴った胸を微笑みで迎えた。
(弟って、こんな感じなのかな〜)
好美も良子も一人っ子。
ふたりは背の低い章一と歩きながら、照れ隠しをする男の子を、かわいく感じはじめていた。
階段最上段、屋上への踊り場。
好美と良子は、そこに隠しておいた毛布をひろげた。
朝、布団を片づける風を装って、こっそり持ち出していたのである。
不思議なことに、毛布一枚を敷いただけで、そこは自分たちだけのヒミツの場所となった。
好美と良子は毛布の上へ上履きを脱いであがり、膝立ちで中央まで進んだ。
「はい、どうぞ」
「滑らないように気をつけてネ」
「う、うん。お邪魔しま〜す」
まるでオママゴトのようなやりとりをすると、章一は緊張した面持ちで上履きを脱いだ。
そして毛布の上に載ると、すぐに足を滑らせ、尻餅をついた。
「だ、大丈夫?」
好美と良子は、キョトンとした章一に四つん這いで近寄る。
そして大股を拡げた股間に、目を丸くした。
そこにあったのは、皮をかぶった、小さいままのおちんちん…。
ナマで目にする、はじめてのオトコのコだ。
ふたりはマジマジとそれを見つめ、そして良子がポツリと呟いた。
「なんか、かわいいね…」
ネットで見た黒いビール瓶とは、大きさからしてちがう。
「うん。かわいい…」
皮をかぶった様は、アサガオの蕾のようにも思えた。
「う、うるさいなぁ!
これから大きくなるんだよ!!」
ふたりの感想を聞いて、章一は真っ赤になって怒った。
大きさのことをいわれたと思い、莫迦されたと感じたらしい。
良子はそれを聞いて、キョトンとしていた。
「え? そうなの?」
「よしちゃん、知らなかったの?」
いくらなんでもそれはないだろう。
好美はそう思ったが、良子は本当に知らなかったらしい。
「うん。男の子って、あんなに大きいモノ、どう隠してるのか不思議だった」
「あはは!」
あっけらかんとした良子に、好美は笑わずにはいられなかった。
「あたし、このマンマがいいな。
これなら挿れるの、コワくないし」
それには好美も同意だ。
「そうね。わたしもこのマンマがいい」
ニッコリとネダる、ネンネな上級生。
章一は一瞬、言葉を失った。
「ム、ムリいうなよ!
フニャフニャのマンマで、えっちできるワケないじゃん」
「そうなの?
じゃ、硬くしてもいいから、大きさはこのマンマで、ね♪」
「だからぁ…もう…。
おちんぽはそんな、ラーメンの注文みたいにいかないって…」
「わかった、わかった。
じゃ、大きくしてみて♪」
ニッコリの良子に、章一は「はぁ…」と、ため息をついた。
これじゃ、どっちが年上なんだかわかんない。
「なんにもしないのに、大きくなんてならないよ」
「なにをすればいいの?」
あどけなく好美に聞かれ、章一は赤くなって俯いた。
「お、おっぱいとか…お、おまんことか…その……。
み、見せてよ…」
好美と良子は顔を見合わせた。
そしてふたりは、揃って同じ声をあげた。
「うわぁ〜、えっち〜♪」「うわぁ〜、えっち〜♪」
「え、えっちするんだから!
あ、当たり前だろ!」
章一はどうやら、ムキになりやすい性格みたいだ。
良子は、もっとからかってやりたくなる。
「えっち好きだね、章ちゃん。
ちゃんとおっきくシてよ?」
「ス、スルよ…」
耳まで真っ赤な章一に微笑むと、良子は好美の腕をとって膝立ちになった。
そうされると、好美も続かざるをえない。
良子がシャツの裾を掴んで、好美に目配せをする。
いわんとすることはそれだけでわかった。
一緒に体操着のシャツを、たくし上げようというのだろう。
「じゃあ……ハイ!」
そういって、良子がシャツを捲くりあげる。
好美は恥ずかしさを感じつつも、良子に続いてシャツを捲くりあげた。
カーテンをあげられたかのように、露わになった女の子・ふたりの裸体。
膨らみはじめと、膨らんだオッパイ。
ぽっこりお腹と、括れた腰。
無毛の割れ目と、うっすら萌え毛のおまんこ…。
章一は耳まで真っ赤な顔で、その目はドッチのドコを見たものか、ふたりの裸体を彷徨う。
「どう?」
ニッコリ、イタズラな微笑を良子が浮かべる。
章一は言葉に窮した。
「う、うん…」
「“うん”じゃわからないよ?」
「んと…んと……」
章一は膨らみのあるオッパイを、間近にするのは、はじめてなのだろうか…?
彷徨う瞳は再び俯き、真っ赤な頬は蚊の鳴くような声を漏らした。
「か、かわいい…。
ド、ドキドキする…よ、よし姉ちゃんの裸……。
こ、こよし姉ちゃんは、え、えっちだな…。
オトナみたいに、ふ、膨らんでて…そ、そのオ、オッパイが…」
恥じ入りながらの、拙い褒め言葉。
好美はくすぐられるように微笑を漏らした。
「うふふ。
もっとちゃんと見て」
「う、うん…み、見る…」
真っ赤な頬の上で、上目遣いの瞳が膨らんだオッパイに釘付けとなった。
おちんちんがムックリ起き上がり、頷きながらみるみる大きくなってゆく。
その“おちんぽ”といったカタチになる様を、好美は恥ずかしさを忘れて、おもしろく感じた。
「おっぱい、触ってみたい…?」
「い、いいの?」
爛々と輝く瞳を向けられると、好美はそれに微笑んで頷いた。
章一はさっそく膝立ちになると、好美の膨らんだ胸に、両手を延ばす。
好美の胸はドキドキしながら、その小さな手を待ち、そしてピクンと震えて、ぬくもりを迎え入れた。
章一の手はおそるおそる、膨らみの下側を撫で、その瞳は離れることを知らないようだった。
好美にとって、異性にはじめて触れられる行為。
愛撫とはほど遠いその行為は、思ったより気持ちのいいものでもない。
それでも好美の胸は、トクン、トクンと脈を早めていく。
「おっぱい、触るのはじめて?」
背の低い章一は、やや見上げる格好だった。
幼子が母親に甘えるようで、母性本能がひどくくすぐられる。
「はじめてじゃないけど…おっきいオッパイははじめて」
好美自身、自分の胸は、まだまだ小さいことは知っている。
章一の表現は大げさであったが、それは正直なとこでもあるのだろう。
おっぱいらしい丸みは、クラスでも数えるほど。
好美もその中の一人で、一番の大きさだ。
下級生にとっては、未知の巨乳に思えて当然かもしれない。
そしてその大きさは、好美にとってコンプレックスであったが、撫でられるいまはすっかり忘れ去っていた。
おっぱいを弄ぶ手の平が、好美の鼓動を早め、モヤモヤした気持ちが肌を桜色に火照らせる。
(なんだろう…もっと…こう……揉んで欲しい…)
年下の手を見つめ、メガネの頬が恥じらいに染まる。
「章ちゃん、あたしのは〜?」
良子が平たい胸を差し出す。
「う、うん…」
章一は頷くと、膨らみはじめのオッパイに片手を延ばした。
「どう?」
「う、うん…ユニーク…」
微妙な褒め言葉。
良子の膨らみは、まだまだ平たいせいだろうか…?
撫でる手は好美へのそれとちがい、手の平でオッパイ全体を覆うように円を描く。
そのせいか、良子の頬はすぐに桜色に染まり、らしくない遠慮がちな吐息を漏らしていた。
好美は章一のその、遠慮ない撫で方をちょっとうらやんだ。
章一はそんな気持ちを知るよしもなく、その目を好美のおっぱい向けて、再び撫でだした。
今度はさっきとちがい、揉みあげるような感じだ。
好美は胸の内に、ポッと灯がともったように感じた。
その温かさが身体全体にひろがり、お風呂に入ってるようにポカポカとしてくる。
章一はしばらく、ふたりのおっぱいを撫で比べ、揉み比べをすると、ゴクンと唾を呑み込み、うわずった声で聞いてきた。
「な、舐めても…いい?」
尻すぼみの言葉、上目遣いの真っ赤に染まった頬。
まるでオネショが見つかったみたいだ。
好美と良子は目と目を見合わせた。
「い、いいよ…」
どちらからともなく良子というと、好美は顔が真っ赤になった。
(わたしの声、少しうわずってた…はしたない…)
章一は火照った頬を輝かせると、まず良子の乳首に口をつけた。
それは舐めるではなく、吸いつく。
良子は堪らず、真っ赤な顔で身をヨジった。
「く、くすぐったいよ…章ちゃん…」
章一は気にすることもなく、平たい膨らみを撫でながら、乳首をちゅーちゅ¬と吸い続けた。
ムズがる良子を、おもしろがってもいるようだ。
「こ、こんどは、こよし姉ちゃん」
いうとすぐに、章一は好美の乳首に吸いついた。
膨らみの先端の桜色の乳首。
その敏感な乳首を吸われると、好美は堪らず「うっ」とかすかな声を漏らした。
章一は興奮しきっているのか、乳首がちぎれるほどに吸いついてくる。
(やっぱり、男の子なんだ……)
良子とイジりっこした時とは違う、ちょっと乱暴で、荒々しい感じ。
少し痛みを感じることもあったが、それがなぜだか、かえって吐息を熱くさせる。
「気持ちいい…? こよし姉ちゃん?」
「うん…気持ちのイイ。章ちゃん、ウマイのね」
そう褒められるのがうれしいのか、章一は拙い愛撫を繰り返し、うわずった吐息で何度も聞いてくる。
「気持ちいい? ねぇ? こよし姉ちゃん、気持ちいい…?」
「うん…うん…イイよ。
章ちゃん…お姉ちゃん、乳首が気持ちイイ…」
繰り返される愛撫と問いかけに、好美はいつしか、カルくイッてしまった。
鼻息荒い章一は、ふたりの胸の膨らみを揉み撫で、交互に乳首へ吸いつき、舐め繰り返していた。
そんな興奮しきった様子に、良子は「ほふ…」と吐息を吐いた。
「ねぇ、おちんぽ見せて?」
当然、もう大きくなっているころだろう。
「う、うん…」
今度は章一が恥ずかしがる番だった。
躊躇いがちにシャツの裾を掴み、真っ赤な顔を俯かせる。
女の子におちんぽを見られるのは、はじめてではないが…。
上級生の女の子ふたりに注目されているのだ。無理もない。
「ホラ、恥ずかしがらないで!
男の子でしょ?!」
「ちょ、よし姉ちゃんっ!」
良子が章一の腕をとってバンザイさせると、好美はイタズラっぽく微笑んでシャツの裾を捲くりあげた。
「ひゃっ!」
身体の小さい下級生が、力で上級生ふたりにかなうワケもなく。
無抵抗に股間を外気に晒され、章一は身をヨジった。
退けた股間に、曝け出されたリッパなおちんぽ。
ふたりの視線に、おちんぽはピョコンと挨拶をした。
好美は不思議なものを見た気がして、メガネの蔓をツマんだ。
章一のおちんぽは皮を被ったままだったが、ナマイキに反り返って、見下ろすふたりを見つめ返していた。
タートルネックを首まで延ばしたような、赤い頭。
先程の面影はあれども、“練習用おちんぽ”なんかよりも、太くて大きい。
好美も良子も、ペタンとお尻を床につけると、息をするのも忘れて見入った。
こんなにも膨張するものとは…。
それでもオトナになりきれない、その背伸びしたカタチは、どこかかわいく思える。
良子がチョンと肉幹をツッついた。
おちんぽがピョコンとそれに応えると、好美と良子は目を見合わせた。
そ〜と、良子がおちんぽに手を延ばす。
顎下を撫でるように肉幹を摩り、そのまま幼さの残る指で柔らかく包み込んだ。
「あったかい…」
はじめて触るおちんぽに、良子は感歎の声を漏らした。
「ねぇ、よしちゃんも触ってみなよ」
いわれて好美は、おそるおそる、おちんぽに手を延ばした。
「ホントだ…熱いくらい…」
はじめて体験するおちんぽの熱を、好美は味わうように摩り撫でる。
「こんなに硬くなるんだね…」
ちっちゃっかった様子からは、思いもよらなかった。
興味津々だったおちんぽ。
手の中にあっても、その不思議さはなくならない。
疼く好奇心のまま、好美はおちんぽの皮を剥いてみた。
「ウッ!」
と、章一がかるく呻いた。
「い、痛かった?」
慌てて好美が見上げると、真っ赤な顔が首を振った。
「ううん…。ぃ、ィッちゃいそうだった…」
好美と良子は目を見合せ、パチクリ。
「わ、笑うなよ?!」
なにを勘違いしたのか、章一はいきなり大きな声をあげた。
「わ、笑ったら、シ、シテあげないんだからなっ!!」
好美は小首を傾げた。
「なんで笑うの…?」
なぜだか章一は、涙目になっていた。
「……ソーローだって…笑うんだろ…?」
ポロンっと、章一の目から涙がこぼれる。
「み、みんな、莫迦にすんだ…。
よってたかって、ハ、早いって…オレのせいじゃないのに…グスッ…。
…おちんぽが…勝手に出しちゃうのに…グスッ…」
いいながら惨めさが押し寄せたのだろう。
章一は頬をこすりあげ、ボロボロと止まらぬ涙をこぼす。
好美はキュンっと胸が締めつけられた。
(さっきまで、あんなに生意気だったのに…)
ベソを掻く、年下の男の子がかわいく、胸の鼓動が堪らない。
好美は章一の頬に、チュッとかるいキスをした。
章一は呆気にとられて、好美のメガネの奥を見つめた。
自然と浮かぶまま、好美はやさしい微笑を返してあげた。
「莫迦になんてしないよ。
びっくりしただけ。ね?」
「ホント…?」
シャクリあげる章一に、良子がニッコリと微笑む。
「うん。おちんぽ見るの、はじめてだから」
そして良子も、チュッと頬にキスをした。
「実はね…。
あたしたちも、えっちしたことないんだ!」
照れくさげにふたりで笑うと、章一も涙の頬を緩ませた。
「ねぇ、イッちゃいそうって、気持ちヨカったんだよね?
こうすると、…気持ちイイの?」
良子は話しをかえながら、おちんぽに指を絡ませ摩りはじめた。
ソコは少し縮んではいたものの、すぐに元気を取り戻してくれる。
そしておちんぽに絡んだ指は、章一から「はふ…」とため息を漏らさせた。
「うふふ。感じやすいのね」
微笑み好美は、ハンカチで涙を拭き取ってあげた。
「う、うん…ありがとう…」
素直な礼を聞いて、好美と良子はクスリと頬を染めた。
「あたし、感じやすいって、ちょっと好みかも」
良子が照れ笑いを浮かべる。
「だって、気持ちよくなってくれるのって、見てるとうれしいもん!」
好美は素直に頷いた。
「そうね。
わたしも、そうかも」
「オ、オレも!」
章一が真似をするように賛同した。
どうやらおちんぽ同様、ナマイキさを取り戻したようだ。
子供っぽいその生意気さを、ふたりは微笑み、歓迎した。
「わたしね、思うんだ。
章ちゃんのおちんぽ、きっと馴れてないだけなのよ。
触られるのに馴れれば、きっとえっちできるよ?」
微笑みながら、好美はおちんぽを撫で回す。
良子も勇気づけるように、おちんぽを撫で回す。
ふたりの温かさにおちんぽを包まれ、章一は返事の代りに吐息を漏らした。
そのやさしいマッサージは、おちんぽの袋をゾワゾワ、ザワめつかせ、まるで魔法の手のように、肉棒へグングン、熱い力を湧かせてくれる。
「ね? いっぱい出しちゃおう?
そうして馴れて、えっちしてみよ?」
章一は不安げに、大きくなるおちんぽを見つめた。
「お、おまんこに、…ぃ、挿れさせてくれる…?」
好美と良子はコクリと頷いた。
「うん。いいよ。
章ちゃんなら、おまんこに挿れてあげる」
「ぜ、ぜったいだよ?!」
「うん、ぜったい」
約束し合うと、三人は仲良く、ひまわりのような笑顔を向かい合わせた。
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