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はじめてのプール


FC2 Links: 官能小説 小学生 ロリ ブルマー


【@右巻きソフトウエア】 「初・体験教室」 「ま〜めいど★ハンター」 「怖くない怪談」 「ないしょのえろカタログ」

はじめてのプール


 市川さんに話しかけられた日。
 ボクは職員室から教室へ戻る途中、廊下で三人の女子を見かけたんだ。
 しゃがんで、水の入ったバケツを囲んで、中を覗いてた。
 その日はプール掃除があって、プールに住みついたヤゴが、バケツの中に保護されてたんだ。
 女子はたぶん、五年生かな。
 プール掃除は五年生がやることになってたから。
 三人とも体操着が濡れてて、ピンク色のブラが透けちゃってた。
 やっぱり五年生になると、みんなつけてるんだね。

 見てたら、お下げ髪の子と目が合って、ニッコリ、微笑まれちゃった。
 うん。ドキッとして、早歩きで逃げちゃったよ。
 でも、もうすぐプール開きか…。ちょっと憂鬱かも…。

 月曜日にプール開きがあって、時間割が少し変わった。
 隣のクラスと、体育の時間が一緒になったんだ。
 うん。水泳はちょっと苦手。
 でも、さやちゃんたちとプール授業なんて、ちょっとうれしいかも。


 ボクたちは水曜日が、今年はじめてのプール授業になった。
 天気もいいせいか、みんなはしゃいでた。
 ボクはそうでもないかな。
 水泳は嫌だけど、清太くんたちとの自由時間は楽しみ。アメとムチをもらった気分。
 更衣室の前で清太くんたちと合流して、ボクらはふざけあって着替えた。
 パンツを脱がされて恥ずかしかったけど、ボクも仕返ししてみたよ。
 清太くんが履き替えてるときに、腰のバスタオルをズリ落としたんだ。
 清太くん、びっくりしてすごく慌ててた!
 ただ着替えるだけなのに、みんなとするとすごく楽しいんだね。
 去年まではひとりぼっちで、隠れるように隅っこでしてたから、知らなかったよ。
 お陰で着替えがおそくなっちゃった。

「うっひ〜〜っ!」
 冷たいシャワーと消毒液に悲鳴をあげて、ボクらはプール・サイドに出た。
 陽の光に、プールの水面がキラキラしてた。
 たぷん、たぷん、って水の音が、笑ってボクらを手招きしてるみたい。
 気持ちよさそう。
 泳ぎが苦手なボクには、毎年、憂鬱な光景だったけど、今はなんだかウキウキしてた。
 きっと清太くんたちのお陰だよ。
 うん。そうだね。
 友達がいるプールなんて、はじめてだもんね。
 清太くんが、水着の澄子ちゃんたちを見つけて、側に寄ってからかった。
「澄子ぉ〜。
 しばらく見ねぇウチに、大きくなったんじゃね〜?」
「莫っ迦みたい!
 毎日見てるクセに」
 ベーって、澄子ちゃんは舌を出した。

 スラッと背の高い澄子ちゃん。
 胸はそんなでもないけど、紺色の水着が細身と長身を引き立ててた。
 いつものポニーテールはなくて、長い髪を水泳帽に納めてる。
 綺麗なうなじが、なんていうか…セクシーだった。
 隣にいる姫川さんは、体操着姿。
「小梅は見学か」
「ちょっと風邪気味なんだって」
 澄子ちゃんが、肘で半太くんをつっつく。
「心配よね〜、半太?」
「そ、そんなコトねぇよっ!」
 なんていったクセに。
 半太くん、姫川さんに自分のバスタオルを預けるんだ。
「掛けてろよ…」
 うふふ。「そんなコトある」ってミエミエ。
 ボクはクスッてしてから、さやちゃんを探した。
 さやちゃんはそう離れてもいないところにいた。
 なんだかヤル気まんまんで、さっそく準備運動をしてる。
 競泳用なのかな…?
 さやちゃんの水着は、女子のみんなのとちがってた。

 色は紺色より明るめで、藍色か濃い青紫って感じ。
 生地が分割されてなくて、白い肩紐が大きく開いた背中でクロスしてる。
 すごくかわいい!!
 身体にピッタリ、フィットしてて、ぽっこりお腹の曲線が、なんか、艶かしいんだ。
 緩やかな腰や、まん丸のお尻のラインも、見とれちゃうくらいかわいらしい…。
 あ! でもでも、イヤラしい意味じゃないよ?
 ホ、ホラ、アレ、アレだよ! ゲージュツ的ってヤツ!!
「ん〜? 鈴代くん、鼻の下が延びてるぅ〜」
 って、澄子ちゃんがニヤニヤ笑いで、ボクのほっぺたをつっつくんだ。
「そ、そんなコトないよ…」
 ボクはほっぺたを擦ってゴマかしたけど…。
 どうしても、さやちゃんに目がいっちゃう。
 さやちゃんがボクの目を見つけて、ニコッと笑いかけてくれた。
 水面に反射した光が、さやちゃんの笑顔をキラキラ、眩く輝かせてた。
 うん。自分でも、顔が真っ赤なのがよくわかったよ…。
 もうどうしていいかわからないくらい、逆上せあがっちゃってた。
 そしたら、清太くんの呟きが聞こえたんだ。
「ブ、ブルマーだ…」
 清太くんの見てる方を向くと、ゆり先生がプール・サイドへ出てきたところだった。

 ゆり先生はジャージじゃなくて、半袖体操着のブルマー姿だった。
 水に濡れるからなのかな?
「マニアックだな、先生。
 水濡れブルマーを見せてくれるのか…」
「マニアックなのはおまえだ、オヤジ…」
 別に女子のブルマーなんて、体育の時間で見慣れてるけど…。
 ゆり先生のブルマー姿は、初めて見たかも。
 おっきなお尻のエンジ色のブルマー。
 ニョキッと、白くてムッチリの太股が生えてて、スラッと延びた足がとってもキレイ…。
 上は見慣れた、白い半袖体操着。
 だけど日差しのせいか、胸のふたつの膨らみが、やけに眩しいんだ。
「やっぱり、おっきいね…」
 思わず呟いちゃった。
 それが清太くんに聞こえたみたい。
「うひひ〜。鈴代もおっきくなったか〜」
「や、やめてよぅ〜」
 清太くんがボクのおちんぽをはたいて、ボクは必死に防御して。
 ふざけあってたら、さやちゃんが目に入ったんだ。
 腰に手をあて、直立不動。口をトン尖らせてボクを睨んでた…。
 ゆり先生に見とれてたのがわかったみたい。
 あう…。あとがコワイ…。

 ピッ! ピッ! って、小田先生の笛に合わせて、ボクらは準備体操してた。
 プールを挟んで、向こう側に女子、こちら側に男子が一列に並んでる。
 みんな同じ、紺色のスクール水着だけど、背もちがうし、体つきも少しずつちがう。
「やっぱ、森山が一番、デケぇんじゃね?」
「だな。アレはもう中等部級だ。
 65点」
「64点」「62点」「60点」
 うん。そうなんだ。
 清太くんたち、準備体操しながら、女子の水着審査をしてるんだ。
 水着姿の女子が、一列に並んで、目の前にいるんだもんね。
 わからなくはないよ。
 でも、女の子に点数つけるなんて、失礼なんじゃないかな…?
「プロポーションなら、やっぱ早川じゃね?」
 ピクンって、ボクの耳が動いちゃった。
「うん。あの水着はポイント高いな。
 胸はないけど」
「バッチえろカワだ。胸はないけど。
 69点」
「67点」「70点」「68点」
 みんな、点数辛いね。
 ボクなら百点満点つけちゃうのに。
「だが待ってほしい。
 アレは鈴代のご主人さまだぞ?」
「……」「……」「……」「……」
 なんか、視線がイタイよ?
「失格」「失格」「失格」「失格」
 え〜〜〜!
「鈴代は何点なんだ?」
「ひゃ、百点…
「ハニトラだ」「ハニトラだ」「ハニトラだ」「ハニトラだ」
 え〜〜〜?!
 ――って、ハニトラ[1]ってなんだろ?
 あとで聞いてみよう。
 でも、水着って不思議だね。
 みんな、魅力的に見えて、ワクワクしちゃう。
 そういえばこんな風に、意識して見たことなかったね。
 プールは憂鬱な授業だったから、それどころじゃなかったんだね。きっと。
「ねぇ、澄子ちゃんは?」
「澄子かぁ…。背丈あるクセに、イマイチ、おっぱいがなぁ〜」
「だな。61点」
「う〜ん…62点」
「20点。
 オレに隠れて、ひとりでケーキ食ってやがったんだ」
 あはは。そーゆーのも採点に入るんだ。清太くん。
 でもさ、採点基準って、ちょっと気になるよね。
「ねぇ、百点の基準って、ダレなの?」
「もちろん、ゆり先生だ。同志おっぱい星人!」
「うん」「うん」「うん」
「今日は赤ブルマーだから、+40点の140点だな」
「オヤジ…」「オヤジ…」「オヤジ…」「オヤジ…」「オヤジ…」
 なっとく。それじゃ、誰も満点とれないよ。
 ゆり先生と比べたら、みんなまだまだコドモだもん。
「あれ?
 鈴代、佐藤 美代はどうしたんだ?」
「風邪で休んでるんだ」
 うん。そうなんだ。
 佐藤さんは週明けから、風邪で欠席つづき。
 ボクもちょっと心配。
「学年アイドル不在か…」
「でもこうして見ると、女子のレベルたけぇよな。
 オレたち、ツイてるぜ〜♪」
 ツイてるって、なんだろうね。
 たしかにみんなかわいくて、目の保養だけど。
 それとも、なにか企んでるのかな…?
「次の審査は、恵子とみすずか。
 50点」
「50点」「ご、50点…」「みすずちんに汚れた目を向けるな〜!」
 ピーーーーッ!!
 突然、大きく笛が鳴って、ボクらはびっくりしちゃった。
「ソコ! 私語は慎む!
 じゃないと、海パンで校庭十周よ?!」
 小田先生がボクらを指差して、クスクス、みんなに笑われちゃった。
 あう…。
 清太くんたちと一緒は、いつも楽しいけど。
 馴れないなぁ、この気恥ずかしさだけは…。

  • [1]※.ハニトラ=ハニートラップ。色仕掛けなどで、弱みを握られているなどを指す。応用例:ハニ垣、江田ハニ月

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