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マーメイド05-2




【@右巻きソフトウエア】 「初・体験教室」 「初・体験倶楽部」 「怖くない怪談」 「ないしょのえろカタログ」

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FC2 Links: ファンタジー 官能小説 ロリ

歌姫アクアとサド王子


■りりんに体を洗われ、ハンス(仮名)は泡だらけとなっていた。

「それはアクアね」
 入り江で出会った歌姫の話しをすると、りりんはやさしく股間を洗い、教えてくれた。
「アクア?」
「どこかの王子と結婚したらしいけど……すぐに捨てられちゃったの。
 それ以来、あの入り江にいることが多くなったみたいね。
 臆病な娘だから、人と話しをするのはとても珍しいわ」
「鞭で何回も打たれたみたいな傷が背中にあったよ。
 とっても痛々しかった…。
 それと、革ベルトの首輪。
 まるでペットか家畜がするみたいなヤツ。
 買われた人魚は、あんなのつけるのが決まりなの…?」
「その王子さまがね、“そういうシュミ”の人だったのよ!」
「いたい、いたいよ、りりん…」
「うふふ。ごめんなさい」
 りりんは笑ってゴマかした。
「アクアは紋章付きということもあって、懸賞もかかってるんだけどね」
「懸賞? 珍しいね」
「ショーケースの中の宝石なのよ。
 ギルドもどう手をつけたものか…持てあましてるのね」
 たしかにあの場所は、少々、厄介な処である。
 遠浅かと思えば急に深くなるし、寒流が流れ込むお陰で、潮の流れも読みにくい。
 海に潜られればすぐに見失い、たやすく逃げられてしまう。
 捕まえるのはかなり困難であろう。
「ハンス(仮名)のお目当てはどっちなの?
 紋章? それともアクア?」
「両方。
 いたたッ! いたいよ、りりん」
「うふふっ! ごめんなさい。でも…。
 気持ちよかったでしょ?」
「…うん、たまにやって」
「でも……あの紋章は、誰にも奪えないわよ」
 股間から目を離さず、りりんは呟いた。
「なんで?」
「そのときが来ればわかるわ」
「いたた……」
「うふふッ! 無茶しちゃ、ダメよ…?」

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