小噺 「支那」
作・虹色林檎脳炎
くだらない噺を一席…。
え〜。
江戸の昔には、“なくても困らない数字”というのがございまして〜。
そこから転じたのが「
当時は釣り銭が面倒なこともあって、ハンパな数字は使わない。繰り上がりにしか使い道がない。それで“なくても困らない”というワケです。
時は流れて現代…。
少しでも安く見せようってんで、逆によく使われる。
スーパーのチラシじゃ、目にしないことがない。
えらく出世したモンで、“なくては困る数字”になっておりますな。
だからってワケじゃないでしょうが、代わりにいわれだしたのが「
毎日新聞じゃ、禁止語になるくらい。
嫌われたモンですなぁ、「
さて。
ここにひとり、喫茶店でえらく怒っている男がおります…。
「おい! マスター!」
「はい、なんでしょう?」
「なんでしょうじゃねぇよ!
なんだよ、こりゃ!」
「はぁ…」
「はぁ…じゃねぇって!
頼んだモンとちがうっていってんだよ!
オレが頼んだのは、“本日のおすすめ”だよ?
えらくご大層な茶碗が出てきたと思ったら──、中身がねぇじゃねぇか!
空っぽだよ、空っぽ!
カラの茶碗だしてきて、ナニ飲めってんだよっ!!」
「お言葉ですが、お客さま。
それがおすすめの中国茶・なくていい“
…お後がよろしいようで。
◆特別付録 : なくてよい支那IPと韓国IPのdenyリスト
※.使用には、十分注意のこと
「支那」とは…
「支那」は差別語ではありません。
単なる地域名です。
あの地域一帯は、王朝が変わる度に国号が変わるため、一定した呼び名がありませんでした。
そのため、支那の知識人が作り出したものです。
「過去に抗議があった」という話を聞きますが、これはミスリードを狙ったものです。
清が崩壊して以後、国号が定まっていない時期がありました。
そのため、日本でも「支那」を使用していました。
しかし、支那に新政府ができると、新政府から要望がきたのです。
「"中華民国"という国号ができたので、以後、国号を使用してほしい」
なるほどもっともです。
たとえば、Sさんの家に赤ちゃんが産まれたとします。
名前ができるまでは「Sさんの赤ちゃん」でもかまわないでしょう。でも名前ができたのなら、「○○ちゃん」と呼ぶのが好ましいでしょう。
日本はこの要望を受け入れ、「できるだけ"中華民国"を使うように」と通達をだします。
しかし、「支那」を禁止語にしたわけではありません。
実際、支那の知識人は、「中華民国ができたからといって、清や元、秦、漢といった過去の文化をすべて自分のものと称するのは、おこがましい」といっています。
時は流れて現在。
中華民国は台湾へ移っています。
中華民国が"台湾"なら、中華人民共和国を"支那"と呼んでもおかしくありません。
「支那」は差別語ではありません。
「支那」を差別語とする毎日新聞は、新たな差別を作り出しているといえるでしょう。
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いらっしゃい♪