【フラグ・タグ】(エフェクト設定)

 「フラグ・タグ」を設定すると、キーワードによってフラグ変数の値を設定できます。
 「フラグ変数」とは、アプリ内の変数です。
 フラグ変数は、キャラ画像とイベント画像を表示するときに、エフェクト設定としてファイル名へ付加します。

   [フラグ変数] ← 020 を設定
      ↓
   [エフェクト設定] == 020
      ↓
   bt01_020.gif

 これはどういうことかというと、
 時間帯や状況、場面に合わせて、画像を変化させられる機能
 ということです。
 ※.それぞれの画像を用意する必要があります。

 「フラグ変数」には、キャラ画像用とイベント画像用の二種類があり、それぞれ別々に使用できます。

用例
●CHRA INTタグ
【タグの設定】
【拡張キーワード】
●KEY INTタグ
【タグの設定】


用例

 エフェクト・キーワードに、「フラグ・タグ」を設定すると、キーワードによって画像を変更できます。
 「キーワード」は、例えば「時間帯や場所」などです。

 フラグ・タグに「夕方」と設定したとします。
 文章中に「夕方」が出現すると、設定したフラグが変化します。
 すると表示される画像は、「夕方用」のものになります。

 「海」の設定で、通常、服を着ているキャラ画像が、水着のキャラ画像となったり…
 エッチなキーワード設定で、キャラの顔が真っ赤になったり…
 といった、バリエーション表示ができます。
 ※.それぞれ、バリエーション分の画像を用意する必要があります。

●設定例
 フラグ100を、時間帯・場所と設定。
 フラグ010を、表情と設定。
< CHRA INT 100 >
default

夕方

浴室
< CHRA INT 010 >
default
怒鳴
< CHRA INT 001 >
default
※.コマンドタグがあって、キーワードがない場合、アプリは異常終了してします。
 必ず、キーワードを設定してください。

●実行例・1
 下記、文章が表示されました。
 海にやってきた。
 <CHRA INT 100>の「海」によって、キャラフラグに、「3」が設定されます。
 続いて、下記の文章が表示されました。
「きれいだねぇ〜」
 ここで表示される画像は、キャラフラグが付加されたものになります。
 つまり、キャラIDが01だとすると…
  bt01_300.gif
 が表示されます。
 (bt01_300.gifが水着ならば、水着のキャラ画像が表示される)

●実行例・2
 下記、文章が表示されました。
 浴室の戸を開けた。
 すると、女の子が真っ赤な顔で怒鳴った。
 <CHRA INT 100>の「浴室」によって、キャラフラグに、「4」が設定されます。
 <CHRA INT 010>の「怒鳴」によって、キャラフラグに、「1」が設定されます。
 続いて、下記の文章が表示されました。
「出て行けっ!」
 ここで表示される画像は、キャラフラグが付加されたものになります。
 つまり、キャラIDが01だとすると…
  bt01_410.gif
 が表示されます。
 (bt01_410.gifが、「裸で怒った」キャラ画像なら、「裸で怒った」キャラ画像が表示される)


●CHRA INTタグ

[コマンドタグ]
< CHRA INT [設定するフラグ変数] >
※.設定するフラグ変数 は、 100、010、001 のいずれか。

<CHRA INT 100>
<CHRA INT 010>
<CHRA INT 001>

・特殊キーワード
default

[用例]
<CHRA INT 100>
キーワード・0
キーワード・1
キーワード・2

[内容]

●設定されたキーワードの値が、指定されたフラグ変数に設定されます。
 フラグ変数は、キャラ画像が表示されるときに、ファイル名に付加されます。

●フラグ
・キャラ用フラグは、全部で3つです。
・「CHRA INT」の後ろの、3ケタの数字が、設定するフラグを示します。
 "1"のあるケタに設定されます。
・3つのフラグ変数は、付加されるときに、1つに合成されます。
   100  == 1
   010  == 2
   001  == 3
     ↓
   合成値 ==123

●値
 キーワードの記述順番が、フラグに設定される値となります。

●キーワードは、最大9つまで。
※.後に拡張するかもしれません。

●複数設定ができます。
 後述された内容が、優先されます。

●特殊キーワード「default」
 キーワードを「default」と指定すると、フラグ変数を変更しません。
 設定順番を調整するためのもので、複数設定で有効に働きます。
※.詳細は、「キャラNUMタグ」を参照してください。


【タグの設定】

[ファイル]
 タグは以下のキーワード・ファイルに設定します。
   KEY_SFX.TXT

[設定方法]
●バリエーション分の画像を用意します。
[PAK_CAR.zip]
bt00_000.gif
bt00_100.gif
bt00_200.gif
bt00_300.gif
bt00_400.gif

bt01_000.gif
  …
bt01_400.gif

bt02_000.gif
  …
bt02_400.gif

  …

●「KEY_SFX.TXT」の中に、コマンドタグとキーワードを追加します。

<CHRA INT 100>

夕方

浴室
<CHRA INT 010>
default
怒鳴
<CHRA INT 001>
default
※. キーワードは設定例です。
 使用するBOOK内容に合わせ、設定してください。

・キーワードの順番が、変数に設定する値となります。
 上の例でいうと、
   朝   … 0
   夕方  … 1
   海   … 2
   浴室  … 3
 となります。


【拡張キーワード】

 フラグ変数は、キャラ画像のキーワード表示でも使用できます。
 拡張キーワードは、以下のキーワード・ファイルで使用できます。
   KEY_BST.TXT
   KEY_FACE.TXT

[キーワード・タグ]
< [画像ファイル名] >
※.画像ファイル名 は、エフェクト設定と拡張子を記述しない。

[用例]
<bt00_>

[内容]
●エフェクト設定と拡張子をつけずに、タグを設定すると、アプリはフラグ変数をつけて画像ファイルを表示します。

[通常]<bt00_000.gif>
    ↓
   bt00_000.gifが表示される。

[拡張]<bt00_>
    ↓
   bt00_ + フラグ変数(111)
    ↓
   bt00_111.gifが表示される。


[設定例]

[KEY_BST.TXT]
<bt00_>
あなた
<bt02_>
女の子
<bt03_>
女性
看護婦




●KEY INTタグ

[コマンドタグ]
< KEY INT [設定するフラグ変数] >
※.設定するフラグ変数 は、 100、010、001 のいずれか。

<KEY INT 100>
<KEY INT 010>
<KEY INT 001>

・特殊キーワード
default

[用例]
<KEY INT 100>
キーワード・0
キーワード・1
キーワード・2

[内容]

●設定されたキーワードの値が、指定されたフラグ変数に設定されます。
 フラグ変数は、イベント画像が表示されるときに、ファイル名に付加されます。

●フラグ
・イベント用フラグは、全部で3つです。
・「KEY INT」の後ろの、3ケタの数字が、設定するフラグを示します。
 "1"のあるケタに設定されます。
・3つのフラグ変数は、付加されるときに、1つに合成されます。
   100  == 1
   010  == 2
   001  == 3
     ↓
   合成値 ==123

●値
 キーワードの記述順番が、フラグに設定される値となります。

●キーワードは、最大9つまで。
※.後に拡張するかもしれません。

●複数設定ができます。
 後述された内容が、優先されます。

●特殊キーワード「default」
 キーワードを「default」と指定すると、フラグ変数を変更しません。
 設定順番を調整するためのもので、複数設定で有効に働きます。
※.詳細は、「キャラNUMタグ」を参照してください。


【タグの設定】

[ファイル]
 タグは以下のキーワード・ファイルに設定します。
   KEY_SFX.TXT
   KEY_EV.TXT

[設定方法]
●バリエーション分の画像を用意します。
 画像ファイル名は、エフェクト設定をつけたものにします。
 アンダーバー前の4文字は、任意のものでけっこうです。

[PAK_EV0.zip]
gyo_000.gif
gyo_100.gif
gyo_200.gif
gyo_300.gif

●「KEY_SFX.TXT」の中に、コマンドタグとキーワードを追加します。

<KEY INT 100>

ヒラメ

沙魚
<KEY INT 010>
default
<KEY INT 001>
default
※. キーワードは設定例です。
 使用するBOOK内容に合わせ、設定してください。

・キーワードの順番が、変数に設定する値となります。
 上の例でいうと、
   鯛   … 0
   ヒラメ … 1
   鮪   … 2
   沙魚  … 3
 となります。

●「KEY_EV.TXT」の中に、キーワード・タグとキーワードを追加します。
 「拡張キーワード」の形式で、キーワード・タグとキーワードを追加します。

[キーワード・タグ]
< [画像ファイル名] >
※.画像ファイル名 は、エフェクト設定と拡張子を記述しない。

[用例]
<gyo_>

[内容]
●エフェクト設定と拡張子をつけずに、タグを設定すると、アプリはフラグ変数をつけて画像ファイルを表示します。

[通常]<gyo_000.gif>
    ↓
   gyo_000.gifが表示される。

[拡張]<gyo_>
    ↓
   gyo_ + フラグ変数(111)
    ↓
   gyo_111.gifが表示される。


[設定例]

[KEY_EV.TXT]
<gyo_>

ヒラメ

沙魚