!!!はじめてのギュンッ?! 「こまったね」  佐藤さんが、幼げに小首を傾げた。  ハラっと前髪が揺れて、チャームポイントのおでこが見えた。 「え、えと? な、なにが?」  みとれてたボクは、つい慌てた声をだしちゃった。 「あたし、すぐにシたいけど…鈴代くん…」 「あ…」  ボクのおちんぽは、出した直後で、ちょっと元気がなかった。  だいじょうぶ…かな? 半勃ちって感じだけど…。 「シャワー行こうよ。ね?」  身体をくの字にした佐藤さんは、愛らしいって言葉がピッタリだと思った。  ふたりで手をつないで、日の暮れかけた廊下を歩く。  好きな女の子とこうして歩くなんて、はじめて。  女の子の手って、ほんとに柔らかくて、あったかいね。  うん。そうだね。自然と笑みがこぼれちゃう、あったかさだね。 「あのね…あの…」  佐藤さんは、モジモジ、いいにくそうに切り出した。 「鈴代くんは、えっちな子が…すき…?」 「んと…」  どういえばいいんだろ…。  えっちは気持ちいいから好きだけど。  どちらかといえば、えっちとは縁遠い、清純なタイプが好みだし。  でも佐藤さん、えっちは好きっていってたし…。  どう答えれば、佐藤さんは喜ぶんだろ…。 「ホントはね、あたし、えっちは少し苦手…。  気持ちいいからキライじゃないけど…。  “えっちな子”って思われるのは、すごく、恥ずかしい…。  顔から火が出て、逃げ出したくなっちゃうくらい…」  それで、おまんこが音を立てたとき、キスでゴマかしてきたんだ…。 //  でも、あのキスは…とってもはしたなくて、えっちだと思うよ、佐藤さん…。  ボクは佐藤さんの濃厚なキスを思い出して、顔が火照っちゃった。  うん。あのキスは、とってもはしたなくて、えっちだと思うよ、佐藤さん…。 「男子はみんな、えっちが好きでしょ?  だから…鈴代くんもかな…て…。  それで、キライじゃないって…あたし……」  佐藤さんの声、ろうそくが消えるみたいにちっちゃくなっちゃった。 「キ、キライじゃないよっ!」 「そうなんだ…」  ションボリした声。  まちがって受け取られちゃってるよ。 「じゃなくて、えーと…えーと…」 「?」 「ボ、ボクは、えっちな佐藤さんも、す、好きだけど、こうして、フツーの話をしてる佐藤さんも、同じくらい好きだよっ!」  こ、こんどはちゃんと、好きっていえたぞ。うん。 「……えっちの話って、フツーの話?」  あぅ…。また失敗しちゃった…。  どうして、ボクってこうなんだろ…。 「ぷふっ!」  佐藤さんが吹き出し、鈴が笑うみたいな笑顔になった。 「鈴代くんって、おもしろいっ!」 「そ、そうかな…」 「うん。  あたしも、鈴代くんが好きっ!」  いわれたことが、すぐにはピンとこなかった。 「ホ、ホント?!」 「ウンっ!」  佐藤さんが大きく頷いて。  ふたりで、ニッコリ、雲が晴れたような笑顔を作った。  そしたら佐藤さんが、ホッと胸を撫でおろした。 「はぁ…やっといえた。  “好き”っていいたくて、ずっといえなかったんだ」 「ボ、ボクも!  ずっと好きっていいたくて、いおうとすると、アガッちゃて…。  さっきみたいな失敗ばっかり!」 「しっぱい?」 「ホラ…あの…」  ボクは恥ずかしさを思い出して、頭をポリポリ…。 「“スル?”って…」 「ああ」  くすっと佐藤さんは笑った。 「てへへ。ホントは好きっていおうとしてたのに。  カッコワルイよね」 「ううん、そんなことないよ。  鈴代くん、カッコよかったよ」 「そ、そう?」  気休めでも、そういってもらえるのはうれしい。 「うん。ちゃんと、気持ちは伝わったもんっ!  だから、あたし、あんなことしたんだよ?」  あんなことって…。  ボクのを摩ったこと…かな?  急に佐藤さんが立ち止まった。  こっちを向いた耳たぶは、真っ赤だった。 「おちんちん、触るの、はじめてだったんだ…」 「え…? そうなの…?」 「うん…自分から、触りたいって、はじめて思ったの…」  恥ずかしいときのクセなのかな?  繋いでる手を、あのときみたいに摩ってくる。  おねだりされてるみたいで、ボクはドキドキしちゃう。 「あ、あのね、オンナのコにはあるんだって。  キュンとしちゃうってことが…」  佐藤さんの声、ちょっと震えてる。 「キュンとしちゃったんだ、あたしのおまんこ…」 //  その告白を聞いて、ボクのおちんちんは反り返っちゃった。  そっぽを向いた佐藤さん、どんな顔してるんだろ?  きっと恥ずかしいって思う自分を必死に抑えて、そして自分の気持ちを、ボクに打ち明けてくれたんだ…。  佐藤さんの告白を聞いて、ボクのおちんぽは、ギュンッと反り返っちゃった。  イタイくらいに腫れ上がっちゃって、歩いたら転んじゃいそうで、えっちしないと、もうどうしょうもない感じ…。 「ね、ねぇ、佐藤さん?」 「美代でいいよ? //  みんなそうだし…鈴代くんにもそう呼んでほしいな…」  みんなそうだし…鈴代くんにもそう呼んでほしいな…。 // 「美代って呼んで。 //  みんなそうだし…鈴代くんもそう呼んで。  一緒にイッちゃえた仲だし。ね?」  ニッコリ、こっちを向いた佐藤さん、目の端で夕日が光ってた。  こんな綺麗な情景なのに…ボ、ボクったら…もうっ! // 「一緒にイッちゃえた仲だし。ね?」 「み、美代ちゃんっ!」  わっ! 名前で呼んだだけなのに、おちんぽがまたおっきくぅっ!! 「なぁに? 鈴代くんっ?」  あどけない返事がまた堪らないっ!  ボクは爆発しそうな自分の気持ちを口走ってた。 「え、えっちシヨ!!」 //  美代ちゃん、目がまんまる…。  佐藤さん、目がまんまる…。  手で隠せなくなった、ボクのおちんぽを見て…。 「ヤ、ヤダ、もうっ…鈴代くん…っ…」 //  美代ちゃんは真っ赤な顔を手で隠した。  真っ赤な顔を両手で隠した。 「また、キュンとしちゃった…」  日が落ちかけた教室。  やっと見つけた、ふたりっきりの場所。  もう暗くなってたけど、電気をつける気もない。  そのくらいボクたちは、すぐにえっちしたかったんだ。  机を集めてその上に、美代ちゃんは仰向けに寝た。 //  足をあげてくれて、おしめを取り替える、赤ちゃんみたい。  足をあげてくれた美代ちゃんは、おしめを取り替える赤ちゃんみたい。  そういったら、怒るかな…?  ふっくらの足はかわいくて、ボクのおちんぽをまた硬くさせた。  おまんこのトコは暗くて見えないけど…ちゃんと入れられるかな…?  ボクはおちんぽをおまんこに当てて、美代ちゃんに聞いてみた。 「どう? 美代ちゃん? これで入るかな…?」 // 「うん…ちゃんと、おまんこの口に当たってるよ…」 「うん…ちゃんと、おまんこの口に当たってる…と思う…」  これから美代ちゃんの中に入れるんだ…。  ずっと、片思い。  ずっと、遠くから見てるだけだった、かわいい女の子…。  そう思ったら、おちんぽ以上に気持ちがイキリ立って、ゴクンと喉が鳴った。 「そっとがいいな…。  そうっと…入ってきて…」 「う、うん…」  ボクにできるかな…。  ちょっと不安に思いつつも、ボクはできるかぎり、ゆっくり入れることにした。  ずにゅ…。  って感じがして、おちんぽの先があったかい中に包まれた。  そのまま、腰を進めて…。 「ほふ…っ…」  って、ふたりで安堵のため息をついた。  美代ちゃんの中、キツイ…。  美代ちゃんの中はすごくヌルヌルだったけど、なんか、ちょっと狭くて、おちんぽを全部入れずに腰をとめちゃった。  春子お姉さんもキツかったけど、もっと狭く感じちゃう。  あのときはボディソープがあったけど…ここにはないし…。 「鈴代くん…おっきい…」  えへって感じの、美代ちゃんの声。  すっかり暗くなってて、美代ちゃんの顔はうすぼんやり。  ベッドがわりの机の上は真っ暗で、美代ちゃんの身体だけが、白く浮かびあがってた。 //  大人の凹凸も、くびれも少ない身体なのに、とっても艶かしくて、ボクはすぐに、おちんぽを出し入れしたい誘惑にかられた。  でもちょっとだけ、我慢することにした。  だって、美代ちゃんの中はキツくて、すぐ出ちゃいそうだもん。  もうちょっと、美代ちゃんと繋がったままでいたい…。  そう思ってボクは、美代ちゃんの胸に触れた。 //-- //  ボクは美代ちゃんの胸に触れた。  揉むほど膨らんでないけど、美代ちゃんのぬくもり、スベスベの肌、ドキドキした鼓動が伝わってくる。 「美代ちゃん、すごくドキドキしてる…」 「…うん…。…鈴代くんが…触ってるから……」  美代ちゃんの胸を、ゆっくり撫で回す。  指間に乳首が転がって、愉しい。  美代ちゃんの吐息が聞こえてきて、少しずつ、乳首がシコってきた。  ボクはその変化が愉して、つい、クリクリって、かわいい乳首を指でイジめてみちゃった。 「んく…」  って美代ちゃんの、かわいい声。 「乳首、勃ってるよ、美代ちゃん?  おちんぽみたいだね」 「鈴代くんのえっち…」  えっちしてるのに、えっち…だって。  クスッとしちゃった。  美代ちゃんの顔をもっとよく見たくて、ボクは前髪をはらって、広いおでこを露わにした。  美代ちゃんのおでこは、しっとり汗をかいてた。 「気にしてるのに…」  美代ちゃん、ぷうっと口を尖らせた。 「うふふ」  知ってるよ。  美代ちゃん、おでこが広いの、気にしてるんだよね。 「チャームポイントだよ。  お月さまみたい」 「……うん…」  って、美代ちゃんは、気のない返事。  機嫌を損ねちゃったのかな…。  ボクは、ホントにそう思うんだけど…。 「キス…しよ……」  って、美代ちゃんがネダってきた。  それで機嫌が直るなら…ていうか、ボクも美代ちゃんとキスしたい。  顔を近づけると、美代ちゃんがボクに手をまわしてきた。  抱きつかれるみたいにされて、チュッて唇を重ねて。  すぐにまた、唇と唇でえっちするみたいな、長いキスをした。 //  うん。キスっていうより、口づけだよね。  お陰で唇を離したら、ふたりの唾液が糸を引いちゃった。  はしたない糸を見て、美代ちゃんがクスッと笑った。 「えっちより、キスの方が好き。  とってもドキドキするし…自分からしてあげられるし…。  好きな男の子をね、気持ちよくしてあげたいなぁ〜て、思うの」  そこまでいって、美代ちゃんはなにか躊躇った。 「フェラは…まだ恥ずかしいから…アレだけど…」  桜色の唇が、恥じらうみたいにか細くいった。 // 「ボクも好き。美代ちゃんとキスするの…。 //  すごく興奮しちゃう…」  ボクはもう、おちんぽを出し入れしたくて、ウズウズしちゃった。 「う、動くね、美代ちゃん…」 「ウ、ウンっ…」  ボクは美代ちゃんの返事を待たずに、腰を動かしていた。  キツイけど、おまんこの中は、やっぱり気持ちいい…。  おちんぽを出し入れすると、美代ちゃんのおまんこから、ジュポッ、ジュポッ、って音がした。  美代ちゃんのお汁が、ボクの股間を濡らして、街灯の明かりに光ってる。 「…んっく…んっく…」  美代ちゃんが、しゃっくりみたいに、かわいく喘ぐ。 //  こんなに濡れてるのに、ちょっと苦しそうで…カワイソウ…。  ちょっと苦しそうで…カワイソウ…。  うん。うそついた。  このときのボクは、美代ちゃんの苦しそうな喘ぎも、興奮の材料にしてた。  眉根を寄せた白い額も、上カッコに結んだ唇も、みんなボクのおちんぽを熱くさせた。  出し入れするおちんぽは、 “キツイ、気持ちいい、キツイ、気持ちいい…” //  それだけが、おちんぽで繰り返されてて、やがて、キツくて気持イイになってんだ。  それだけを繰り返してて、やがて、 “キツくて気持イイ”  になってた。 //  そしたら、もう、止まらない。  そしたらもうボクは、おまんこの虜になってた。  美代ちゃんの腰のあたりを掴んで、ボクは自分のおちんぽを美代ちゃんのおまんこに突き入れてた。  ハァハァ、息をしながら、ひたすら快感をもとめて…。  ジュポッジュポッ、おまんこの音を聞いて、鼻息を荒らげて…。 「…ン…ンンっ……ンーっ……」  って、美代ちゃんの声は呻くみたいになってた。  その唇の端には光るものがタレてて、見つけたボクは、とても興奮しちゃった。  それで熱くざわめくモノが涌いてきて…。  ドピュッ! ドピュッ!  精液が迸る快感を覚えて、おまんこがまたキツくなった気がして…。  ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!  って、美代ちゃんの中へ、何度も精液を注いじゃった…。  ボクは息が整うと、美代ちゃんからおちんぽを抜いた。  ドロっとした精液が一緒に出てきて、机の上にこぼれた。  うわ…こんなに出しちゃったんだ…ボク…。  我ながら、ちょっと呆れちゃった。 「…………」  美代ちゃんは、自分のお腹をさすってた。  余韻に浸ってるようにもみえるけど…出しすぎちゃったかな…。 「ご、ごめんね…その…出しすぎちゃったよね…?」 「え…? ううんっ!」  かぶりを振ると、美代ちゃんは心配そうな顔になった。 「…気持ち…ヨカった…?」  火照りきった、ふっくらの頬。  上目遣いで、なんだかイタズラが見つかっちゃったみたいに、美代ちゃんははにかんでた。  ボクは頷くのも言葉で伝えるのも、なんか白々しく思えて…。  チュッて、美代ちゃんの唇にキスをした。 「…ありがとう」  って、美代ちゃんは微笑んでくれて、ボクはうれしくなった。 *[[はじめてのノゾキ|萌え小説 10]]へつづく… {{include hatu09・コメ}} {{category 本編,本文,nolink}}