!!!はじめての悩み  ボクはトイレの個室で、声に出さず、う〜ん…って唸ってた。  別に便秘とかじゃないよ?  ちょっと、自分のテーソー観念っていうのに悩んでたんだ。  ちなみに声を出さないのは…。 // 「…あん…佐藤くんのえっち…」 // 「ハァ…キクちゃん…キクちゃん…」 // 「…山田くん…すごい…すごくおっきい…」 「…あぅ…山田くん…おっきい…」 「ハァハァ…キクちゃん…キクちゃん…」  と。こんな感じで、隣の個室では真っ最中なんだ。  いくらトイレだからって、ウンウン、隣で唸ってたら、気分こわしちゃってわるいよね?  えーと。なんの話しだっけ…。  そうそう。  ボクは早川さんを、とってもかわいいと思った。  女の子を、あんなにかわいいと感じたことはなかったし。  もう一度、えっちしたいとも思った。  それって、“早川さんのことが好き”ってコトなのかな…?  うん。ボクが好きなのは、佐藤さん。  でも、佐藤さんへの好きと、早川さんに思ったことは、なんとなくちがうみたいに感じるんだけど…。  ボクは佐藤さんより、早川さんの方が好きなのかな…?  そんなことないと思うけど…。  ふっと佐藤さんのことが頭に浮かび、ふぅ…って、ため息がでちゃった。  おちんぽがピョコンっとした。  ……試しに、早川さんのことを思ってみようか。  きっと、なんともないハズ。  ボクは目を瞑って、早川さんの特徴を思い出してみた。  えーと…。  亜麻色の柔らかい髪。くりっとした人懐っこい瞳。火照ったほっぺた。小さな膨らみの胸。気持ちのいいおまんこ…。 {{size 4, ビ ク ン っ!}}  ……いまのは、ちょっと…びっくりしただけ…。  結局、早川さんとはえっちしたいだけ、のコトなのかな…?  ボクは洗面台で手を洗いながら、そんなことを考えてた。  う〜…。えっちしたいだけなんて…。  なんか自分が、サイテー男みたいに感じちゃう…。  でも体験教室なんだから、そーゆーの、フツーなんだよね?  顔をあげると、鏡に裸のままの自分が映ってた。  そうだ。  体操着、どうしよう?  体験教室は、原則・裸だって、小田先生はいってたけど…。  ちょっと考えて、結局、シャツだけ着ることにした。  裸で恥ずかしいっていうより、ちょっとはだ寒かったから。  シャツは禁止されてないしね。  うん。シャツを腰に着けて、前を隠すことも思いついたよ。  でも、やめた。  だって、お相撲の化粧まわしみたいで、ヘンだよ。  みんな裸なんだろうから、余計に目立っちゃう。 //  ボクは短パンとパンツを更衣室に置いて、体育館へ足を向けた。  残った短パンとパンツは、持ってきた荷物と一緒に、更衣室に預けておこう。 *[[はじめてのスープ|萌え小説 05]]へつづく… {{include hatu04・コメ}} {{category 本編,本文,nolink}}