//番外02.12 {{category 番外02,本文,nolink}} //-- !!はじめての計画・8 // {{ref_image BG00c2_80.jpg,bgPic}} //-- //  その夜。  体験教室、最後の夜。  ふたりは前夜と同じく、ひとつの布団を被って手を繋いだ。  章一は疲れきっているのか、ふたりの布団へ訪ねて来そうにない…。 「こよしちゃん…あのね…」 「うん?」 「あたし、好きな子、できたみたい…」  キュンと切なくなった。 「あのね…わたしも、なんだ…」  想ってる子は、きっと同じ。 「あの子、かわいいよね?」 「うふふ。おっぱい吸ってると、赤ちゃんみたいだったね!」 「おまんこ舐めてるときも…ウフっ!  すぐムキになるトコなんて、子供っぽくて、かわいいよね〜♪」  思い出しの忍び笑い。  そして、しばしの沈黙。 「でもね…、こよしちゃんも好き!」 「うん! わたしも、よしちゃんも好き!」  瞳を見つめると、瞳が見つめ返す。  そしてどちらからともなく。  ふたりの唇から、言葉遊びが紡がれた。 『いつも三人、仲良く一緒。  “なかよし、こよし、えっちしよう!”』  クスクス笑い合うと、まどろみが静かにやってきた。 (男の子も、いいかも…)  良子は眠り際、そんなことを思った。 (男の子も、いいかも…) //  好美は寝息を聞きながら、そんなことを思った。  好美は頬を撫でながら、そんなことを思った。 // {{ref_image nakakoyo_ov.jpg,evPic02}} //-- <「はじめてのなかよしこよし」FIN>