//番外02.1 {{category 番外02,本文,nolink}} //-- !!はじめてのウィンナー・1 // {{ref_image nakayosi_sg.jpg,evPic02}} //--  お下げ髪のメガネの女の子。  階段をあがってきたその子は、驚いたように立ち止まっていた。  無理もない。  目の前にいるのは、座って大股を拡げ、ウィンナーをおまんこに挿れてる、全裸の良子…。  ナニをしているかは、一目瞭然だった。 「と、隣…いい…?」  気弱そうな声で女の子がいうと、良子は反射的にコクンと頷いた。  女の子はなにもいわず、階段を登り切る。  そして、おしとやかに隣へ座ると、「ひゃっ!」と飛び上がった。 「冷た〜い」  その声で良子はさっきの自分を思い出し、女の子は気恥ずかしさを感じ。  目が合ったふたりは、クリスと笑った。 「あのね、シャツを脱いで敷くといいよ?」  良子が人懐っこく教えると、女の子は戸惑いつつも、体操着のシャツを脱いだ。  露わになったその子の胸には、オッパイと呼べる膨らみがあり、良子は目を奪われた。 // {{ref_image koyosi_bst.jpg,evPic02}} //--  まだ発育したてのかわいさだが、同じクラスの子たちより、ずっとふくよかな丸み…。  身体の線にも女の子らしい愛らしさがあり、遅れ気味の良子は、うらやましげに見つめた。  女の子はメガネを直すと、脱いだシャツを敷いて、その上に座った。  そして気恥ずかしげな微笑を向けたのだが…。  その目はすぐに、良子の股間へと注がれた。  赤香色のウィンナーを銜えた、良子のおまんこ…。  それを覗き込み、コクンとかわいい喉が隆起した。 「痛くない…?」 「う、うん…気持ちイイよ…?」  良子はゴマかし笑いを浮かべたものの、顔は火が出るほど熱かった。 「そう」  女の子は微笑み、揃えた膝の上にハンカチを開いた。  そこには良子と同じ、一本のウィンナー。  女の子は頬をかわいく染めて、ペロッと舌を出した。 「おちんぽ、コワくて…。  えへへっ!」  考えは同じ。いわなくてもわかる。  良子は優等生然とした女の子に、急に親しみを覚えた。 「あたし、五年二組・{{ruby "中沢 良子","なかざわ よしこ"}}!」  自己紹介をすると、女の子はニッコリとして、意外な言葉を口にした。 「“なかよし”ちゃんね。  いい名前ね」 「なかよし…?」 「なか沢 よし子ちゃん、だから“なかよし”ちゃん。  よしちゃん、でいい?」 「うん!」  名前を褒められたのは、はじめてのことだった。  どちらかといえば平凡な名前。それほど好きと感じたことはない。  しかし“なかよし”という言葉遊びは、それを一変させた。  とてもユニークで、“自分だけ”という金メダルをかけられたみたいだ。  それがとてもうれしい。 「わたしは、五年三組・{{ruby "小町 好美","こまち よしみ"}}。  よろしくね」  お下げ髪を揺らし、メガネの女の子はそう自己紹介をした。  同じ学年とは、ちょっと意外。  身体の発育だけでなく、落ち着いた印象から、一学年上に感じていたのだ。 「じゃ、小町さんは“こよし”ちゃんだね」 「こよし…」 「そ。こ町よし美だから“こよし”。  ふたりで“なかよし、こよし”だよ!」  ニッコリとしていった良子だが、その笑みはすぐに消えてしまった。  無言の好美には、少し呆れた感じがあったのだ。  いい思いつきと、思ったのだけど…。 「いや…?」  自信なさげに聞き返すと、好美はお下げ髪を横に振った。 「ううん! うれしい!!」  満面の笑顔が浮かび、良子と好美は、キュンと胸が温かくなった。  どちらかというと、活発な良子は、好美のような優等生タイプとはつきあいがない。  遊びにくさもあって、仲良くなることはなかった。  対して大人しい好美は、活発なことが苦手。  落ち着きのない、良子のようなタイプには、話しにくさを感じていた。 (“なかよし”…) (“こよし”…)  心の中で反芻すると、それは魔法の呪文のように、ふたりに微笑をこぼれさせた。  旧来の親友のような安心感。  ふたりはこうして、“よしちゃん”と“こよしちゃん”になった。