// !!!はじめての小梅ちゃん !!◆はじめてはみんな // // {{ref_image "koume_yubi.jpg"}} {{ref_image "koume_kp.jpg"}} //-- 「え、えっちしてくれたら…教えたげる…」  太郎にとって、それは願ってもないこと。  小梅からいわせたのも、計画通り。 「し、しょうがねぇなぁ…」  えっちしたい気持ちと、聞き出したい気持ちが渦巻き、太郎はすぐに用意していた返事をしていた。  しかし、どこか腑に落ちない…。  太郎は立ち上がると、自分のおちんぽを握って、小梅に向かい合った。  小梅はシャツを大きく捲くり上げ、紅潮した顔を半分、隠していた。  そして上目遣いの目が太郎の目と合うと、フッとそれを落とした。  そんな、はにかんだ仕草を見ていたら、太郎は腑に落ちない気持ちなど、どこかに吹き飛んでしまった。 「い、いいか? い、入れるからな?!」  調子はずれな声でいうと、小梅はコクンと頷いた。  半歩前に出ると、数センチもない距離となり、ドキドキ、胸が高鳴る。  太郎は小梅と同様に俯き、これから入れようという割れ目に、ビンビンのおちんぽを向けた…。 (えーと…)  どうやって入れたものか…。  割れ目のままでは、おまんこの口はわからないし…。  第一、直立姿勢の小梅では、うまくハマりそうにない…。  ヒョコっと自分の腰を落としてみたり、くいっと腰をひねってみたり…。  奇怪な行動を繰り返してみるが、なにをどうしたって、ムリそうだ…。  太郎は途方に暮れてしまった。  というか、まるっきりの初心者同士。  立ったままでなんて、猫に正常位、イルカに松葉崩しをさせるようなものだ。 「……」  小梅が不安げな瞳で見つめてる。 「い、入れるからな?!」  半ばカラ元気にそう繰り返すものの。  まんじりともできず、脂汗ばかりが浮かんでくる。 「太郎ちゃぁん…」 「い、入れるぞ? 入れるンだからな?!」 「ん、もう…」  小梅は大きな溜め息をつくと、すぐそばの床を指差した。 「太郎ちゃん、そこに座ってっ!」  燐とした響きにびっくりした太郎は、いわれたままに床に腰を下ろした。 「ひゃっ!」  ひんやりした床に声をあげると同時に、小梅が太郎に跨がってきた。 「い、入れるよ…太郎ちゃん…?」 「う、うん…」  足を投げ出し、後ろ手をついた太郎。  そのおちんぽを小梅の柔らかい手が掴み、おまんこの入り口へ探りあてがう。  敏感な先っぽが秘肉にコスれ、思わず呻き声が漏れてしまう。 「う…で、出る…」 「もうっ! ガマンしてっ!」 「ぅ…は、はやくぅ…」  太郎は情けない言葉を吐きながら、目の前の女の子は、ホントに小梅なのかと疑った。  あれだけ、おちんぽを怖がってたのがウソみたいだ。  と。 // {{ref_image "koume_sousitu.jpg"}} //-- 「あぅっ!」  小梅が腰を降ろしたと同時に、二人は呻きともつかない声をあげていた。  そして「ほぅ…っ」と安堵の溜め息を二人でつき、妙な可笑しさを感じて、目を見合わせた。 「イタクない…? 太郎ちゃん…?」  先に口を開いたのは小梅。  はにかみと不安が混じった感じだった。 「う、うん…気持ちイイ…」  太郎は素直に頷くと、繋がっている元を見つめた。  おちんぽが小梅の体温に包まれているのに、まだ信じられない思いだったのだ。 (なんか、小梅のおまんこに食べられたみたいだな…)  無毛の割れ目が、ぱくっとおちんぽを銜えている。  さすがに全部を呑み込んではいないけど…。 「どんな感じ…? 小梅のおまんこ…」 「どんなって……。  や、柔らかい…あったかくて…」  少々、キツくも感じたが、小梅の身体は下級生クラスの小ささだ。  だからこれが、小梅の大きさ。  そう思うとなぜだか、具合のいいキツさに感じられた。 「す、すごく気持ちイイぞ…こ、小梅のおまんこ…」  精一杯の賛辞を聞くと、小梅は胸を撫で下ろした。 「ホッ…。よかった…」  小梅にリードされて入れたけど。  ホントは小梅も、すごく不安だったんだな…。  そう思うと、太郎はおかっぱ頭を撫でてやりたくなる。 「太郎ちゃんのおちんぽが、血だらけになったらどうしようかと思っちゃった」  にっこり。 「い、いやなこというなよ…。  てか、まだトゲトゲの心配してたのか」 「だって…太郎ちゃんがケガしたら、イヤだもん…」  そういうと小梅は、膝立ちの身体をゆっくり、試すがめつ動かしはじめた。  太郎の背筋をすぐに快感が這い登り、言おうとした言葉は震える吐息となった。 // {{ref_image "koume_sousitu.jpg"}} //-- 「…ん……んん………ハァ…ハァ…ン……」  小梅が小さな呻きと微かな吐息を漏らし、身体ごと動いて、おまんこの穴でおちんぽを摩る。  自身も知らぬ奥まで、硬い肉棒に貫かれる感覚…。  はじめての痛みよりもその不慣れな感覚が、くびれのない身体をどうしてもギクシャクとさせてしまう。  おかっぱの髪がもどかしく揺れ、困惑する頬がまた、初々しくかわいらしい。  もちろん、はじめての太郎には比べる体験もなく。  小梅の作り出す女体の快感に、ただ喘いで呑み込まれるばかりだ。  小さな割れ目がおちんぽを呑み込み、柔肉がシャブるように舐め出す。  その心地よさに、震える吐息を吐き繰り返し。  ジッと見つめてくる一途な瞳に、胸が騒めき、熱いものが込み上げてくる…。 「ウッ!」  突然、太郎が呻いた。  ドクッ! ドクッ、ドクッ!!  ふいに襲った脈動の快感が、太郎の頭を真っ白にさせた。  自慰の時とは、比べ物にならない快感…。  柔らかいおまんこに扱かれながら、おちんぽは沸き起こるままに、熱い精液を幾度も注ぎこむ…。  脈動がひと心地つくと、太郎の口から、「ほぅ…っ…」と大きな吐息が出た。  上目遣いで小梅を伺うと、まんまるい瞳が太郎の顔を見ていた。 「精子…でちゃったね…」 「う、うん…」  あれだけ出したのに、おちんぽはぜんぜん、萎えてない…。  そんな不思議もあったが…。  こんなにも早く出してしまったことが、なんともバツわるかった。 “女の子がイってから出す”  太郎の思い描いていたのとは、まったくの逆。  相手がゆり先生なら仕方なく思えるが、それが小梅となると話しが別だ。  小梅に先にイカされたのが、なんか…、なんとも…、すごく…悔しい…。 「ぁ…」  などと、声を漏らしたのは太郎だった。  小梅が腰をくねらせたからだ。  それはぎこちないものではあったが、おまんこの中は精液でヌルヌルしていて、キツさもほどよく、具合がイイ…。  繋がったままの割れ目から、生暖かい白い精液が漏れてきた。  下級生のような幼げな下半身を意識すると、太郎はちょっと、罪悪感みたいなものを感じた。 「にちゃ、にちゃいってるね…」  小梅は公園で泥遊びしているみたいに、おまんこに粘った音を立てて無邪気に笑った。  太郎はおねしょをからかわれたみたいで、なんとも恥ずかしい…。  なにか言い返してやろうと言葉を探していると。  小梅の両目に、じわっと大粒の涙が浮かんだ。 「やっぱり…トゲトゲだった…」 「は…?」 「太郎ちゃんのおちんぽ、血がでちゃってるぅぅ〜〜〜」  まさか、と股間に目をやると。  漏れ出た精液に、ピンク色が混じっていた。  それはおそらく、小梅の“はじめて”の証…。 「太郎ちゃんのおちんぽ、おまんこで血だらけだよぉ〜〜〜!  うわ〜ん〜」  なにをいう間もない。  小梅はわんわんと、声をあげて泣きだした。  太郎はまったく、“犬のお巡り”の気分。 「ケ、ケガなんてしてねぇってばっ!」  やけくそな声をあげると、廊下に小さな木霊が響いた。 「ぐすっ…ホント…?」 「ああ。だから泣くなって…」 「ぐすっ…じゃ、コレは…?」 「コレは…おまえのだよ…」 //-- //  改めて意識すると、ものすごく恥ずかしい。  改めて意識すると、太郎はものすごく照れくさい。  思わずそっぽを向いてしまった。  対して小梅は、なにをいわれたのか、キョトン。  次の瞬間、顔を真っ赤に沸騰させた。 「こ、小梅の…あの…えと…あの…ぅ……」  勘違いを恥じたのか、破瓜の血を恥じ入ったのか、小梅はイタズラが見つかったみたいに俯いた。 //  太郎はそんな小梅の頬を、かるくツマんだ。  小梅のほっぺたは、いつも柔らかくて、気持ちいい…。 //-- 「い、イタくないか…?」 「んと…ちょびっとだけ…」 「い、イタかったら…その…ゃめてもぃぃんだぞ…」  やめて欲しくはないけれど、小梅がイヤなら仕方ない。  ふにふにっと、太郎は火照った頬を弄ぶ。  それは泣きやんだ小梅をからかう、太郎のクセ。  そして、太郎の照れ隠し。  小梅はそのクセを、よく知っていた。 「うふふっ!」 「な、なんだよ…」 「うれしいっ!」 「へ、ヘンなヤツだなぁ…はふぅっ!」  背筋にゾワッと快感が這い昇り、太郎は言葉を呑み込んだ。  小梅が再び身体を動かし、繋がったままのおちんぽを、元気よくおまんこで扱いていた。  なんだかまた、おまんこの具合がヨクなったみたいだ。  さっきより深く、奥の方までおちんぽが出入りし、くねる腰がまた、気持ちヨイ。  ぬめる柔肉におちんぽが弄ばれ、何度も吐息を作らせる…。 「太郎ちゃん、かわいいっ!」 「お、おまえだって…ゥっ…!」  負け惜しみみたいに呟くと、太郎の胸に熱いものが込み上げ、どうしょうもない衝動でいっぱいになった。  太郎はぎゅっと、小梅の身体を抱きしめていた。 「きゃっ!」  突然の行動に、小梅はびっくりしているようだった。 「おまえのおまんこ、すげぇ気持ちいい…!  ダ、ダレにも使わせたくねぇ!」 “えっちしたら、小梅の好きな人を教える”  そんな約束もあったけど、もうどうでもいい。  てか、そんな名前を言い出す前に、いえなくしてやりたい。 「小梅、オレ… {{size 5," おまえが好きだ!」"}}  廊下の木霊が、小梅の耳を熱くさせた。 「太郎ちゃん…」 「だ、だから、他のヤツとはえっちするな!  いいな?!」 「うんっ!」  小梅は大きく頷くと、涙目のニッコリした笑顔を、まっすぐ太郎を向けた。 「太郎ちゃんもねっ?!」  勢い頷きかけた太郎は、返事に詰まってしまった。 「う…んーと…」  せっかくの体験教室だというのに…ゆり先生はおろか、小梅以外とはえっちできないのか…。 「約束」  チュッと、小梅が唇に音を立てた。  そんな風に甘えられると、太郎はなんとも、諦めざるをえなかった。 「し、しょうが…ねぇなぁ…」  いつもの言葉をいうと、今度は太郎から唇を重ねた。  チュッ、チュッと音を立てるだけの、小鳥のようなキス。  ふたりはまだ、オトナのキスを知らなかった。 「小梅、覚えてるか?  キスのはじめては、オレがもらったんだぞ?」 「うん。もちろんだよ。  だって太郎ちゃんの“はじめて”は、みんな小梅が貰うんだもん!」 !!◆ちょっとだけエピローグ  結局、太郎と小梅はシャワー室へは行かずじまい。  二人だけでえっちを繰り返しした。  しかし、さすがに正午を過ぎると、空腹には勝てず。  手を繋いで食堂に現れると、清太と澄子にニンマリと笑われた。  もちろん、心配したゆり先生に、キツく注意されたのはいうまでもない。 「二人とも、いつのまにか消えてるんだもの。  先生、心配して探し回っちゃったのよ?」  いつものたしなめとちがい、ゆり先生はニコリともしない。 「特製スープのお仕置きですからね」  太郎はお小言の間中、担任の小田先生に叱られるよりも、愁傷に首をひっこませた。  それなのに小梅は、始終ニコニコ、太郎を見ていた。 「おまえのせいで叱られたんだぞ?」 「ご、こめん…」  小梅はシュンとうなだれた。  半分は照れくささからなのに、そこまで落ち込まれると、なんとも困ってしまう。 「だ、だいじょうぶかよ…体…」  そっぽを向いていうと、小梅はまたニコニコ、顔中を笑みでいっぱいにさせた。 「うふふっ!  太郎ちゃん、やさしいね!」 「ば、ばか…心配してんだぞ?」 // 「太郎ちゃんのおちんぽ、気持ちイイからだいじょうぶ。 「小梅はだいじょうぶ。  太郎ちゃんのおちんぽ、気持ちイイから!  ちょっとくるしいけど、中指よりずっとイイよ?」  急にそんなことをいわれて、太郎は嬉しいやら、恥ずかしいやら。 「お、おまえのも…ィィ…」 「ゆり先生よりも…?」 「…ぅ、うん…たぶんな…」  知らないけど、たぶんそうだ。 (小梅より気持ちイイおまんこなんて、他にあるハズない)  とは思うものの。  ゆり先生のおっぱいを見た後だと、オトナのアソコも知りたくなってしまう…。 「な、なぁ…小梅?  あの、約束のことだけどよ…」 「待ってる」  太郎が猫撫で声で切り出すと、小梅は俯いたまま、すぐに応えていた。  太郎の指を数えるみたいに、両手でえり分け、えり分け。  小梅の所在なげな仕草は、どことなく寂しそう…。 「小梅、誰ともえっちしないで待ってるから…。  ちゃんと確かめてね?」  太郎は言葉ばかりか、胸まで詰まってしまった。 「小梅〜」  廊下の端から、澄子が小梅を手招きしていた。 「半太、いこうぜ〜」  反対側から、太郎を呼ぶ清太たちの声。 「じ、じゃあ、またあとで…な?」 「うん」  小梅が踵を返して、小走りに去っていく。  太郎はその後ろ姿を見つめていた。  離れいく小尻を、おちんぽが追いかけたくなっていた。 「うまくいったみたいね」  澄子は満足げに、小梅へニッコリした。 「うん。澄ちゃんのいう通りだった」  “好き”と自分からいってはダメ。  それが澄子のアドバイス。 「半太は安心しきってるから。  危機感持たせるくらいでちょうどいいのよ」 「我慢するの、タイヘンだったよ?  太郎ちゃん、すごくかわいくて。  小梅、何度もいいそうになっちゃった!」  小梅の中で太郎は、“頼れる男の子”から、“かわいいオトコのコ”にクラス・チェンジしていた。 「もう〜、いっぱしのオトナな顔して。  あんなに、体験教室をイヤがってたクセに〜」 「えへへ〜」  澄子に頬を摘まれると、小梅は緩んだ頬をいっそう緩ませた。 「で? どの作戦でいったの?」 「作戦…?」 「ほら、イロイロ考えてあげたじゃない?  半太の腕を抱きしめるとか。  耳の傍で話しかけるとか。  触りっこ仕掛けるとか…」 「ああっ!」  思い出したように、小梅は素っ頓狂な声をあげた。 「ああ、って…このコはもう…。  忘れてたの?」 「だって…トゲトゲが心配だったんだもん…」 「トゲトゲ?」 「うん。トゲトゲっ!」  思い出すと、自然と笑みがこぼれた。  今日は太郎の“はじめて”ばかりか、“はじめての告白”まで貰えた。  とても嬉しい、予想外の収穫だった。 (今度はどんな“はじめて”を貰えるかなぁ…)  小梅はワクワクしながら、そう思っていた。 {{ref_image "koume_ov.jpg"}} <FIN> {{counter2 hatuBan01.4Counter}} {{category 番外01,本文,nolink}}