!!!プロローグ //{{ref_image BG26a_80.jpg,bgPic}} {{ref_image BG26b_80.jpg,bgPic}} //--  久しぶり。  元気にしてた? ボクの中のキミ。  うん。そうなんだ。  実はまた、キミとお話しがしたくなったんだ。  え? さやちゃんとは、うまくいってるよ? …たぶん。  さやちゃんは、亜麻色のショートカット。  クリっとした子猫みたいな瞳。  胸はまだ未発達だけど、しなやかな長い手足。  笑うとひまわりみたいで、怒るとかわいく口を尖らせる。  活発で明るくて、話し上手で、誰からも好かれる、かわいい女の子。  それがさやちゃん、――早川鞘子ちゃん。  ボクが好きになった女の子。  ボクの中に、住みついた女の子。  でも、ボクの中のさやちゃんと、ホンモノのさやちゃんは、またちがうみたいなんだ…。  女の子ってわかんないよ…。  うん…。よければまた、そこの席に座って、話しを聞いてくれないかな…?  とりとめのない話しだけど…。 {{metainfo}}