!!!インターミッション(娼館の“りりん”) {{category 本編,娼館の“りりん”,インターミッション,nolink}} !■りりんに体を洗われ、ハンス(仮名)は泡だらけとなっていた。 {{include_html htmlPIC,"!りりん洗い"}} 「うふふ。ホントにヤリたい盛りなのね…。  また大きくなってるわ…。  いつでもいいから…たくさん出していってね…」  たくさん出していって、か…。  ハンス(仮名)は吐息の混ざった溜め息を、ひとつついた。 「ねぇ、りりん?  女の子って、“質より量”なの?  それとも、“量より質”?」 「? なんの話し?」 「紋章を集めるには、イカせなきゃいけないんでしょ?」  りりんをイカせようと、出るモノを我慢して、必死になって腰を振ったのである。  まったく、紋章集めもラクなものではない。 「あら。あれはウソよ」 「ウソ?」 「えっちするのは本当よ。  それに、正銘のことも。  でも、“イカせる”はウソ。  カラっぽになるまで出させて、 『はい、残念でした〜』  いつもそうやってあしらってたの」  わるびれもせずに、微笑むりりん。  怒る気にもなれない。 「なるほど。そうやって挑戦者はカモにされてるんだね…」 「ちゃんと気持ちヨクしてあげるんだから、正統報酬よ。  取れる客からは取るが基本でしょ?」 「それもココの“しきたり”なの?」 「うふふ。わたしの“しきたり”」  見た目と違って、りりんは相当な“ヤリ手”である。 「ハァ…。あんなに我慢したのが莫迦みたいだよ…」 「うふふっ! お陰で何度もイカされちゃったわ」  りりんは小鳥のようなキスをくれた。  少女のように染まった頬を見ると、それがホントでもウソでも、どうでもいい気分になった。 「でも、紋章のことも秘密よ?  ここはギルドの保護下だから、できたことだから」 //{{counter2 mer01-3Count}}