!!!りりんの紋章 {{category 本編,娼館の“りりん”,nolink}} !■湯殿は館の外観以上に、立派なものであった。 {{ref_image ni_bathA01_a.jpg,pic}}  いや、豪奢・贅沢といった方がよかろう。  形の揃った美しい石材、凝った文様の大きなモザイク、そこココの見事な彫像。  止めどなく湧き出す湯の量だけでも、それを用意する手間、金額は、相当なものである。  ハンス(仮名)がいくら元・王子だとて、これだけの贅沢な湯殿はみたことがない。  おそらくは娼館の資本自体が、ギルドのものなのだろう。  諸侯を持てなし、たらし込むなら、これほど効果的なものはない。  ここに娼館の美姫を総動員してはべらせれば、どんな堅物でも籠絡はたやすい…。  そう思われた。  ハンス(仮名)はポカンと、口を開けたままであった。  泉のような湯船の縁にりりんを降ろしてから、ずっとそのままである。 「まるで狐につままれたみたいね。  温泉は初めてかしら?」  りりんはハンス(仮名)を見て、おかしそうに笑っていた。 「んと。なんだかうまく行き過ぎで、信じられないっていうか…」  まったくである。  本来ならそれなりのクエストの後、やっと紋章を見つける予定であるのに…。 //  いやはや、ご都合がよろし過ぎるのではあるまいか?  チート・プレイの度が過ぎるのである。 //-- 「ハンス(仮名)はわたしとえっちしたくないの?」 // 「ううん。したいよ。とっても…」 「ううん。そんなコトないよ」 //-- 「でも、姫さまのことが気になる?」 「う、うん。ちょっとね…」 //  姫さまがニーヤの報告を聞いたら、どんな顔をするだろう…。  そう思うと、ちょっと躊躇ってしまうのである。 //-- 「うふふ。“ちょっと”なら問題ナシね」 //  りりんに微笑まれると、ダレも文句はいえないのである。  りりんに微笑まれると、ダレも文句はいえない。  さきほどのニーヤへのあしらいからして、ハンス(仮名)にはそう思えた。 //-- 「ねぇ、りりん?  えっちして紋章を集めるって、ホント?」  ココは娼館で、りりんは娼婦である。  それが本当なら、とっくにりりんから紋章はなくなっていると思うのであるが…。 「ホントよ。  えっちして、イカせてあげるの」  なるほど。  つまり今まで、りりんをイカせられる男がいなかったということである。  しかし…。 「ボクにできるのかなぁ…」 「うふふ。だから、やってみるんじゃないッ!」  いうが早いか貞操帯の鍵を外すと、りりんは貞操帯を放り投げた。 「わッ!」  という間もない。  どこぞの怪盗のように、ハンス(仮名)のズボンをパンツごと下ろしていた。 「ね、ねぇ、りりん?」 「なあに?」  りりんはすでに、大きくなっていたハンス(仮名)のおちんぽを摩っていた。  その手は柔らかく、やんわり肉幹を行き来するたび、胸は高鳴り、息苦しくなる。 「もうちょっと、や・さ・し・く・シて?」 「もう、ネンネみたいなこといわないで」 「だって身体、まだ洗ってないし…」 「男臭くて、ゾクゾクしちゃう!」 「そ、それにほら、コンドームもつけてないし…」 「コンドームって? おいしいのかしら?」 「お、おいしくはない…かな…たぶん…」 「わたしは、ナマのおちんぽが好きよ…」 「ちょっ…」  りりんがおちんぽを銜え、ハンス(仮名)は二の句を続けられなかった。 {{ref_image evLilin_hf.jpg}} 「…ン……んん…んふっ……」  りりんの口内は熱く、その奥まで肉棒が吸い込まれるようであった。  二度、三度とシャブり舐められ、自然と吐息が漏れてしまう…。 「うふふ…気持ちイイ…?」  魅惑的に微笑むりりんは、情熱的に雁首を弄り舐め、肉幹をほどよい力加減で扱く。  そのあまりの気持ちヨサに、ハンス(仮名)はすぐに限界を覚えた。 「り、りりん…っ…!」  絞り出すようにいうと同時に、肉棒の先端から精液が迸った。  りりんが肉幹を激しく扱き、何度も、何度も、脈動の快感を湧き起こさせる…。 //  ハンス(仮名)は犯されるように射精を導かれて、快感よりも、放尿を観察されているような恥ずかしさで身体が熱くなった。 //--  ひとしきり射精が収まると、りりんは顔を穢す白濁を気にすることもなく微笑んだ。 {{ref_image evLilin_clhs.jpg,りりんのコスプレ劇場}} /// // 「うふふ、早いのね。 //  まるで童貞のぼうやみたいよ」 // 「うふふ。いっぱい出たわね…。 「うふふ。意外に早いのね。  タマってたのかしら…?」  ハンス(仮名)はなんともバツわるそうに、俯いたままであった。 「あら、どうかしたの?  まるで、童貞をムリヤリ奪われたみたいな顔してるわよ?」 ///-- 「……うん」  頷いたハンス(仮名)に、りりんは目を丸くした。 「……もしかして、初めて…なの…?」 「い、いや、そうじゃなくて……その…」  言葉とは裏腹に顔が火照る。  りりんの顔をまともに見られない。 「だって、子供が300人もいるんでしょ?」 「…えっちしなくても、子供はできるんだよ」 {{size 5,"「うそッ?!」"}} // 「ボクは触っただけで、処女を妊娠させられるんだって」 // 「うそじゃないよ。 //  ボクは触っただけで、処女を妊娠させられるんだって」 //--  自嘲していうと、りりんは吹き出さずにはいられなかった。  りりんの笑い声は、鈴音のように耳によいものだったが、ハンス(仮名)にはとても、居心地がわるく感じられた。 // 「ごめんなさい、ハンス(仮名)」  りりんはひとしきり笑うと、顔の穢れを湯で流し、申し訳なさそうに謝った。 「ごめんなさい、ハンス(仮名)。  その…そんなこととは、思ってもみなかったから…」 // 「いいよ。笑われるのは馴れてるから…」 「いいよ。莫迦されるのは馴れてるから…」 //--  その声には、ロビーでの陽気さはなかった。  りりんはハンス(仮名)の手をとると、自分の隣に腰を下ろさせた。  りりんの瞳は、ハンス(仮名)のよりも、少しだけ高い位置にあった。  りりんがハンス(仮名)の髪を、優しく撫でる。  ハンス(仮名)は姉に慰められる、末弟のような気分になった。 「ねぇ、ハンス(仮名)…?  なんで、わたしの紋章が欲しいの?」 「りりんとえっちなことしたいから」  りりんは小鳥のようなキスをひとつくれた。 「姫さまに言われたから?」 「……うん」 //  りりんはクスリと微笑んだ。  なにもかも、見透かしてるみたいな微笑だった。 (この人に、隠し事ができる人がいるのかな…?) //-- 「好きなの? 姫さまのこと」 「そういうんじゃなくて――その……」  “好き”ではあるが、だからいわれたことをしているのではない。  ハンス(仮名)は躊躇うように言葉を探した。 「姫さまの笑った顔が見たいんだ。  生まれてから、一回も笑ったことがないみたいでしょ?  自分の故郷に帰れれば、笑ってくれるんじゃないかな…って」 // (りりんの瞳って綺麗だな…。 //  まるで暖かな海みたいだ…)  りりんの瞳って綺麗だな…。  まるで暖かな海みたいだ…。  ハンス(仮名)はいいながら、そんなことを思っていた。 //-- 「ゴメン…他の女の子のことなんか話して…」 「うふッ。  エチケットは心得てるのね」  りりんに微笑まれると、なんだかとても照れくさかった。 「もっと顔を、よく見せて…」  そういってりりんは、ハンス(仮名)の頬に手を添え顔を近づけた。  りりんにそうされると、どんなときよりも胸がドキドキと高鳴った。 「若い頃は…こんな感じだったのかしら…御祖父様も…」 // 「ねぇ、りりんは爺ちゃんとは――」 「ねぇ、りりんは爺ちゃんとは――その…」 「えっちしたか…知りたい?」 「や、やっぱりいい! 聞きたくな……」 //--  りりんがハンス(仮名)の唇を塞いだ。  今度は甘く、蕩けるような口づけ…。 //-- /// 「うふふ…キスはうまいのね」 「先生がいいんだよ」 「そう? いろんな唇を知ってるキスだわよ?」  ほっそりの指が、うなじを指差す。 「キスして…」  艶かしい、白いうなじ…。  ハンス(仮名)は髪の放香を確かめ、美しい曲線にキスをした。  そこに紋章があった。 「はン……」  りりんが身を震わせ、形のよい唇が吐息を呑み込んだ。 「もっと…ァ…っ…」  求められるまま、キスを繰り返し、甘噛みするように唇を這わせる。  りりんはくすぐったそうに身をよじらせ、ハンス(仮名)は細い肩に手を添えて、白いうなじを追い求めた。 /// // 「…わたしね…そこが一番、…ン…感じちゃうの……。 //  身体がビクビクして…ウズいてきちゃう……ンフ。 //  おかしいでしょ…?」 「…わたしね…そこが一番、…ン…感じちゃうの……。  身体がビクビクして…ぅ、ウズいて……あンっ!」  ブルブルっとりりんの全身が震え、一粒の涙がポロリとこぼれた。 「ンフっ! 感じすぎちゃったみたい!  おかしいでしょ?」 //  感じ泣きなんて、気丈夫なりりんらしくもない。  ハンス(仮名)は支えてあげたくなるかよわさを感じ、同時にりりんという女への興味をひどく掻き立てられた。 //-- ///== 「ううん。おかしくないよ。  もっと教えて…りりんのこと…」 //  エメラルド色の瞳が、ハンス(仮名)の瞳を見つめていた。  それはまるで、心の奥底まで覗き込もうとしているかのよう。  りりんになら、覗かれてもいい…。  ハンス(仮名)はそんな風に思った。 //-- /// {{ref_image evLilin_bathMJ60.jpg,りりんのコスプレ劇場}} 「あたしの{{ruby "正銘","しょうめい"}}は{{ruby "“鈴睡”","りんすい"}}……」 「リンスイ…?」 「“鈴の睡り”。  誰も知らない、わたしの本当の名前……。  “正銘”を知らなければ、えっちしても、紋章は譲り受けられないの」 「鈴睡…」  呟くと、りりんが入り込んでくるような、不思議な語幹だった。 ///== 「…あげるわ、あなたに……。  わたしの紋章……」  りりんの唇がハンス(仮名)の唇を求め、ハンス(仮名)の唇もそれに応じた。  はじめは軽く、次第に深く……。  まさぐるように、舌が互いの口内に入り込み、いつしか舌同士を絡め合う…。 ///  そうしながらりりんは、慣れた手つきで、香炉のようなものに月光石をくべた。  うすぼんやりとそれは光りだし、唇を離すと、りりんの下半身には、真珠のようなきれいな足があった。 ///--  りりんはたおやかに立ち上がると、躊躇うように背を向ける。  そして唯一の着衣を取り去り、長い髪を前に垂らし、白い背中を露わにした。  その見返りの裸体は、神話の女神のような見事な美しさだ。  紋章のあるうなじの曲線、なだらかな白い背中、しなやかにくびれた腰、肉付きのよい白い臀部…。  思わず手を延ばさずには、いられなかった。 「…柔らかい…りりんのお尻…すべすべして気持ちいいよ…」  まんまるのふたつの白い丘は大きく、その肌触りは、赤ん坊のもののように滑らかだ。  りりんは腰を下ろしたままのハンス(仮名)に、やさしい目を向けていた。 「お尻を撫でるのも、初めて…?」 「メイドさんのお尻には、よくイタズラした。  かるくタッチすると、みんなびっくりしてくれるんだ。  おちんぽが勃つようになってからは、…たぶん…はじめて、かな…」 「うふふ…」  それは童貞への嘲笑ではなく、なにもかも受け入れてくれる、聖母の微笑み。  イタズラな天使を誘惑する、イケナイ女神の微笑だ。 「教えてあげるわ、あなたに。  いろんなこと……」  りりんはハンス(仮名)の手を取ると、背を向けたまま、腕の中に腰を降ろした。  肩越しに見るりりんの胸は乳首がツンと上を向いていて、乳房は大きさもさることながら、その形もとても美しい。  りりんは手にしていたハンス(仮名)の手の平を、ブラのように自分の乳房にあてた。 「乳房は下から…それがいいの…」 「うん……」  おそるおそる、両手の乳房の感触を確かめてみる。  たゆんと、弾むような弾力…。 「おっきい…」  思わず呟くと、りりんはクスリとはにかんだ。  ゆっくりと、手の平に余る乳房を揉み始める。  下から上へ、大きさ、重さを確かめるように揉み上げ、その柔らかさと手触りにすぐに虜となった。 「そう…やさしく揉んで…うん……うまいわ……。  …ハァ…いい感じよ……」 {{ref_image evLilin_hmomi.jpg}}  りりんがうっとり吐息を漏らす。  香る芳香に誘われ、ハンス(仮名)はうなじの紋章に唇を這わせた。  ヨワイうなじを責められ、りりんの身体がビクビクっと震える。 「もう…イタズラ好きね…あンっ……いや…」  いうほどりりんはイヤがってもいない。 //  ポロリ、ポロリと感じ泣きをこぼしながら、頬の赤みが増していく。 //--  ずっと年上のりりんが、自分の愛撫であられもなく身悶えている…。  そう思うと、勃起した股間がまた硬くなった。 「…ン…わかる…? …勃ってるの……」 「うん…ここに来てから、ずっとだよ…?」  なんでいまさらそんなことを聞くのだろう?  硬く屹立した自分の股間を意識し、ハンス(仮名)は不思議に思った。 「うふふ。あなたのおちんぽじゃないわ。  わたしの乳首…」  いわれてツンとした乳首を摘むと、シコッた感触があった。 「あん…」  クリクリと乳首を弄ぶと、りりんがかわいく啼いた。  その甘い声を聞くと、ハンス(仮名)はとてもうれしくなった。 「ンフッ!  感じて硬くなるなんて、おちんぽみたいだね」 「うふふ。オンナのおちんぽも、もっと下よ…」  りりんが再び片手を取り、それを下へと辿らせる。  脇の下、くびれた腰を撫でさせ、内腿を撫でさせ…、時折、ビクっと身体が震える…。  それはまるで、りりんの感じるところを教えてくれているようだ。  そしてそうされて、改めてりりんの豊満な身体に感嘆する。  くびれるところがくびれ、つくべきところにつく…。  男の欲情を掻き立てる、イヤラシイ身体だ。  そうしてふたりの手は、りりんの股間へ辿り着く。  乳房越しに見るりりんの陰毛は、髪の色と同じ深い色。  湯に濡れたのか、少し湿っていた。  誘惑に駆られて陰毛を撫で、そのまま、りりんの割れ目へと指を滑らせる。 // 初めて触るオンナの割れ目…。  バクバクと心臓が脈打ち、ゴクンと喉ばかりが鳴る。  りりんは不躾な指を叱りもせず、割れ目を撫でられるまま、ただ微笑んだ。 「うふふ…。見たい?」 「な、なにを?」 「わたしのおまんこ…」  いきなりのえっちな言葉に、ひどくドキンとしてしまった。  これがオトナの余裕というものなのか。  すぐに返事ができないでいると、りりんは身体の向きを変えて、こちらに向かって足を拡げた。  長くしなやかな足は少し自慢げで、乳房越しに見た薄い陰毛が、ハンス(仮名)の真正面にあった。  すぐに割れ目を見つけると、ハンス(仮名)は吸い寄せられるように顔を近づけた。  甘い香りが鼻腔をくすぐると、堪らず割れ目を拡げ、中の性器に食らいつく。 「あん、ダメ…。ゆっくり、ジラすようにスルの……」 「う、うん…ジラすように…だね…」  そうはいっても、馴染みのない女性器。  感じるトコなどは見当もつかない。  鼻息を飛ばすようにしながら、ただ薄紅色の秘肉をジっと観察する。  割れ目の中のそこはジットリと濡れていて、とても鮮やかな色をしていた。  ただ見ているだけで、股間がひどくもどかしくなる。  ヒクッとおまんこの口が蠢いた。 (これがおまんこの口…。  おちんぽを入れる、おまんこの口…)  両脇の小さなビラッとしたものは、それがどんなものかもわからないが…おまんこの口だけは本能的にわかった。  そしてソレにおちんぽを入れると、とてつもなく気持ちヨクなることも…。 「り、りりんの…、りりんのおまんこ、とってもきれいだ……」  うわずった賛辞を聞くと、りりんはやさしく髪を撫でてくれた。  待てを解かれた犬のように、りりんの性器に舌を延ばす。  今度は注意深く、脇の小さなビラッとしたものから…。  ペロッ、ペロッと、舐め繰り返すと、時折、りりんの身体がビクッと震える。 「気持ちイイ…? りりん…?」 「…ええ…とっても…感じるわ……ン……い……いいわよ…。  …ハァ………そう、ジラすように……い…いいわ…」  うわずった声からも、りりんが興奮していることがわかる。  そして自分も、それ以上に興奮していた。  自分の動悸がうるさく感じるほどだ。  しばらく言葉もなく、りりんの吐息だけを聞きながら、りりんのおまんこを舐め続ける。  りりんは大きな音を立てて吸いつくと、とても興奮するらしい。 「…ンン…ハァ…ハァ…ン…っ……」  吸いつく度に息を呑み込み、その吐息はどんどん荒くなっていく。 //  今ではりりんの頬は真っ赤に紅潮し、白い胸元までが桜色に染まっていた。  今ではりりんの頬は真っ赤に紅潮し、白い太股までが桜色に染まっていた。 //--  おまんこを大きく舐め上げると、舌が小さな突起を見つけた。 「ソ、ソコ…ソレが、オンナのおちんぽ……」  ビクンとりりんの身体が大きく震えたことからも、ソコがとても感じることがわかった。 「感じるの? りりん?」 「…ええ…すごく…っ……」  包皮に包まれた、小さな突起。  その包皮を捲り露わにすると、りりんの身体は、はしたなくビクビクっと震えた。 「イッちゃったの…?」 「うふ……かもね……」  微笑むりりんの額には、ジットリと汗が浮かび、前髪が貼りついていた。 「ねぇ…ちょうだい、わたしにも……。  あなたのおちんぽ…シャブりたいの…」  一時も離れたくない、そんな感じでハンス(仮名)はりりんへ下半身を向けた。  仰向けに寝たりりんが、自分を跨ぐハンス(仮名)の股間に手を延ばす。  そして先刻の激しさとは逆に、あやすように陰嚢から肉棒を撫であげる。  ゾワゾワ、騒めくものを感じながら、ハンス(仮名)は再び、りりんのおまんこへ舌を使いだした。 「うふふっ、かわいいわ…あなたのおちんぽ……。  さっき出したのに、もうこんなになってるのね……」  半ばうっとりした声に、お世辞は感じられなかった。 「気持ちいいよ、りりん……。  もっとやって…」 「あたしもよ……ハンス(仮名)……。  …あ、……ぁん……う、ぅん……」  ハンス(仮名)の丹念な努力で、おまんこの口はその洞穴をぽっかりと開き、愛液の蜜を外にまで漏らしていた。  酸味のあるその蜜を、膣内から中指で掻きだし、音を立てて啜る。  りりんの膣内はヌルヌルとして、差し入れた指もとても気持ちよかった。 「……うん……ふぅん………ん…ふ……。  ア、ぁん…うぅん………あん……」  りりんもまた、先走る汁を欲しているのだろうか…。  りりんはやんわりと肉棒を摩りながら、舌で真っ赤な雁先を舐める。  その朱い生き物のような舌、与えられる快感…。  なにもかも任せたくなってしまう。  …くちゅっ……、くちゅ…っ……。  …ぴちゃ…っ…、ぴちゃ…っ……。  舐め会う二人による猥雑な二重奏が、湯殿にかすかな木霊を作る…。 「ね、ねぇ……、りりん……」  逆上せあがった声を出すと、りりんもまた同じように返事をした。 「なぁに…?」 「…たまんないよ、もう……りりんのおまんこに入れたい……」 「わたしもよ…。あなたのおちんぽを、入れてもらいたい……」  りりんが肉棒から手を放すと、ハンス(仮名)は起き上がって位置を変える。  りりんは寝そべったまま、自身の割れ目に手を添えて開き、紅色に充血した中身をはしたなく見せて待っていた。 「わかるでしょ…? 入れてもらいたいトコロ…」 「うん。わかるよ…おまんこの口、ヒクヒクしてるもの…」  りりんの淫らな姿を見て、ビクビクと肉棒が揺れた。 「うふふ…あなたのおちんぽも、待ちきれないのね…」  剛直に手を添え、狙いすますようにりりんのおまんこへ近づける。  肉棒の先端が愛液を漏らす淫靡な口に触れると、堪らずりりんにのしかかった。  荒々しく突き進む肉棒を、りりんの膣内はぬぷぬぷと暖かく迎えいれる。  ふたりはほぼ同時に吐息を漏らし、その身体を震わせた。  それほどに強い快感を感じながらも、肉棒は勢いを止めなかった。  本能のままにオスの腰が動き、肉棒を熱い膣内に突き進ませ、雁首をヌルヌルの膣壁にコスリ掻きださせる。  リズムもなにもない、傍若無人、乱暴な腰使い。  それでもりりんは、甘く鼻にかかった吐息で合わせ、メスの腰を揺らしていた。 「…うん……ン…うん…、うん…、…フ…んん…っ…」  ゆるやかな下腹部が波打ち、切なげな瞳はジっと相手の瞳だけを見つめる。  その潤んだ瞳は、もっと激しさを求めているかのようだった。  ハンス(仮名)は、丸い餅のようになった乳房を強く掴み、激しく揉みしだいた。  大きく弛む乳房にサディスティックな興奮を覚えると、りりんの膣内で肉棒がまた大きくなった気がした。 「…気持ちイイよ…りりん…りりんのおまんこ…とっても気持ちイイ…」  絶え絶えとなった息でも、いわずにいられなかった。  味わっている快感を分かち合いたかったのだ。 「…わたしも……いい……もっと…もっとちょうだい…もっと…おまんこの奥まで……。  …あなたのおちんぽ……もっと奥まで…ネジこんで…っ……」  まるでブツけ合うかのように、ふたりは互いの性器を交雑させる。  その動きをひとつに、ふたりの性器がグチョグチョと歓喜の音を立てる。 「も、もう…で、出ちゃうよ……」 「…いいわよ…そのまま……止めないで……。  …出して…あなたの精液…いつでも欲しいの…っ…。  …いっぱい…欲しいの…ッ…!!」  荒く激しいふたつの吐息…。  りりんのうなじが、鈍く瞬いていた。  ハンス(仮名)は、紋章へ吸い込まれるように唇を這わせ、押し込むように腰を動かした。 「…ア…ハァ……ア…アァッ…!!」  りりんの絶頂と共に、脈動の快感に襲われた。  背筋を伝い、脳天を貫くような、強烈な快感…。  のけぞるりりんの膣内に、脈動を続ける肉棒を押し込み、精液を吐き出す快感を貪欲に求め続ける…。  なにもかもが白く消え去り、荒い呼吸だけが聞こえた。  すべてが温かかった。  なにもかもが満たされ、りりんに包みこまれていた。  そして一つだったことに気づいたのは、ふたりの呼吸が整いだしたころだった。 「…うふふ……あなたのおちんぽ…スゴイのね……」 「…りりんのおまんこも……スゴかったよ……」  はにかみながらそういうと、どちらからともなく、クスクス笑いがこみあげた。 「……ねぇ……キスして…」  りりんの頬には、感じ泣きの小川ができていた。  泣きボクロにキスをするとしょっぱい味がし、唇は溺れてしまいそうなほど温かかった。  りりんに撫でられるのも、とても心地よい。  繋がったままのアソコが、すぐに互いを求めだす。  そしてハンス(仮名)は、りりんが大切な人となったのに気づいた。 {{counter2 mer01-2Count}}